午後6時。 都内の料亭で、玉澤徳一郎衆院議員を囲む夕食会があった。 岸信夫参院議員、長島忠美衆院議員も一緒だった。 数ヶ月前、3人とも(玉澤県連会長の強い要請を受け)岩手県議会補欠選挙の応援に入った。 残念ながら応援した自民党公認候補は当選に届かなかった。 が、そこは律儀な玉澤代議士のこと。 3人を慰労するための会をわざわざ設けてくれた。

 

 約2時間、ひたすら玉澤徳一郎氏の政治哲学や歴史観を聞いた。 失礼ながら、今まで「ウルトラ保守」(強硬派)だと思っていた玉澤衆院議員が、実は思った以上にリベラルな「国際協調派」(戦略派)であることが判明した。(*これが分かっただけでも、会合に出かけた意味があった。) 




 「オレは、岩手の闘牛(短角)だよ。 戦うべき時に戦わないのは政治家じゃない!」「郵政民営化で紛糾した一連の合同部会で、最後まで(午前3時)頑張っていたのは、オレと山本君だけだったじゃないか!」(*へえ、ちゃんと見ることろは見てくれてるんだな。)「自分は宰相・原敬の考え方を引き継いでいる。 原敬が国際協調主義者だったからだ。」「あの戦争は、日本にとって明らかに間違いだった。 間違ったことは間違ったと認めなければいけないと言ってる。」 もう、絶好調だった。 永田町には平気でウソをついたり、簡単に前言を翻したりする政治家がウヨウヨしている。 玉澤さんの「直情径行」で、ウソのつけないパーソナリティー、やっぱり嫌いじゃないな。

 

 そうそう。 こんなことも言っていた。 「君のブログは今、永田町では注目の的なんだよ!(*それは大袈裟だと思いますが。) 他派の政治家だって、ちゃんと読んでる。 君の動きを皆が見ていることを忘れるなよ。」 さらに繰り返し、「いいかい、山本君、思慮深くやれよ。 思慮深くだ。」と話していた。 「玉澤先生、それは発言を慎重にということですか?」と聞くと、「いや、慎重にとは言ってない。 思慮深くと言ってるんだ。(笑)」という答えが返ってきた。(*ここらへんが、いかにも玉澤さんらしい。) 「肝心なところは書くなよ!」と言われているので…これ以上はやめておこう。 ま、この程度のことなら、書いても支障はないでしょう。

 

 さて、本日は午後からひとつ「重要イベント」があった。 日韓若手議員による第2回の「インターネット討論会」だ。 午後1時。 慶応大学の三田キャンパスと韓国の延世大学のキャンパスに日韓の与野党若手議員が集合。 ネット画面のスクリーンを挟み、日韓の経済協力をテーマに活発な議論を交わす…はずだった。 が、50分ほど経過したところで、ネットシステムのトラブルが発生。 残念ながら、途中で討論を中断せざる得なかった。(*くそっ!) ま、こんなこともあるだろう。 次回(3月下旬予定)は、間違いなく成功させないと。   

 

追伸:山本一太の行動は(一見すると)「思慮深くない」ように見えるかもしれない。 が、実はかなり考えた上で動いている。 ひとつひとつの発言には、自分なりの理屈と計算がある。 本当の「戦略派」なら、きっと分かるはずだ。