午後6時30分。 高崎から東京に向かう新幹線の車中で、「直滑降」レポートに取りかかった。 本日は、これまでに東京と地元を2往復。 ほとんど「新幹線マニア」状態だ。(笑)
東京までの所要時間はあと約30分。 今回は自民党議員の「サムライ度・ランキング」というのをでっちあげてみよう。 永田町には、いかにも「オレは政局型の武闘派だ!」「オレは政局のケンカが強い!」みたいに振る舞う政治家がいる。 が、「本当のサムライ」は不必要に興奮したり、怒鳴ったり、(自分より弱い立場の人間に)すごんだりしない。 以前ここにも書いたが、「キャンキャン吠える」のは弱さの裏返しだ。 こういう議員にかぎって「批判されると」すぐにひるむ。 周辺が不透明で、ディフェンス(防衛力)がしっかりしていない。 本当に戦闘力の高い政治家は、そんな無駄なことはしない。 政敵だと認知した瞬間から、あらゆる方法で相手の情報を集め、弱点を見極め、粛々と戦闘態勢を整える。(*だから、恐いんですよ。 青木さんとか、野中さんとかは…。)
ここでいう「政治家のサムライ度」は、その政治家が確固たる理念や目的を持って活動しているかどうか。 自らの政治目標を実現する強烈な意志があるかどうか。そして、そのためにどこまでのリスクをかけて行動出来るか。 反発や批判を恐れずに闘う覚悟があるかどうか。 そうしたことが「判断基準」になる。 まあ、講釈はこれくらいにして、とにかく、ベスト5を発表しよう。
ー自民党・サムライ度ランキング:ベスト5ー(as of 2006)
第1位:小泉純一郎:あの「歴史的な解散総選挙」は小泉総理でなければ絶対に決断出来なかった。「平成の戦国武将」の面目躍如といったところか。
第2位:河野太郎:森内閣時代に一世を風靡した「自民党の明日を作る会」は、河野太郎の勇気ある発言をきっかけに誕生した。 衆議院選挙の後に開かれた両院議員総会で、太郎氏が全盛期の野中広務幹事長に猛然と喰ってかかったシーンは鮮烈だった。 今でも忘れられない。
第3位:鴻池よしただ(*漢字が見当たらなくてごめんなさい):武道(剣道)の達人。 規制改革担当大臣として辣腕を振るった頃は迫力があった。 歯に衣着せぬ物言いは、今も変わっていない。 郵政法案に反対を貫いていれば、小泉総理の次に置いたかもしれない。
第4位:大村秀章:摩擦や反発を恐れずに行動する大村氏には「IT付きランドクルーザー」(*ちなみに、田中角栄氏は「コンピュータ付きブルドーザー」)というニックネームを進呈したい。 厚生労働部会長としての剛腕(強引な取り纏め(笑))には感服している。
第4位:武見敬三:社会保険庁改革も、JBIC改革も、武見氏が矢面に立って奮闘している。 まさに「永田町の解体屋」だ。 武見さんのこの胆力は、やはりスポーツ(学生時代のラグビー)から来ているのだろうか。
第5位:菅義偉:経済制裁シミュレーションの初代座長。 党人派で親分肌。 永田町の「兄貴」的存在。 きわどい問題でも、けっして逃げない武闘派だ。
安倍晋三官房長官にだってサムライ的な要素はある。 が、今回はあえてランキングに入れなかった。 あまり安倍さんばかりランク・インすると、「なんだ、安倍長官の宣伝が目的なのか」と言われてしまうからだ。 この6人の他にも、「理論的行動派」の舛添要一参院議員、台湾問題で外務政務官を辞任した水野賢一衆院議員、どんな権力者にも臆さずモノを言う中野正志衆院議員なんかは、かなり骨っぽい。当然、「サムライ」の部類に入る。
加えて、個人的感情を廃して言えば、(政策も考え方も全く違うけど)亀井静香衆院議員や野中広務元衆院議員は、やはり「武将型」だと思う。 細川内閣時代、政権を失って茫然自失状態に陥っていた自民党の中で、この亀井・野中コンビだけは、圧倒的に元気だった。 郵政法案に最後まで反対を貫いた平沼赳夫氏も「サムライ指数」は高い。
さらに言うと、改革ルーキーたちの中にも「未来のサムライ候補」がいる。 この数ヶ月で、幾つかの(意外な)「サムライのタマゴ」を発掘した。 逆に「放し飼いの野犬」に見えた「お座敷犬」も発見した。 「タマゴ」で言うと…たとえば、官僚出身にしては冒険好きの上野賢一郎衆院議員。表面はソフトでも頑固者の山内康一衆院議員。 けっして器用な政治家ではないが、実直で一度決めたら動かない高鳥修一衆院議員。 思い込んだら信念を貫くタイプの佐藤ゆかり衆院議員。 ここらへんは、政界の「不良少年/不良少女」になる可能性を秘めている。(もちろん、選挙に生き残ることが出来たらの話だけど…。)
誤解のないように言っておくが、山本一太から「将来、問題児になるかもしれない」と言われるなんて光栄でしょう?!(笑) 私にすれば「最大級の賛辞」だと思ってください。