午後6時30分。赤坂のファミレスでスパゲッティーを注文した。 眠い目をこすりながら、パソコン画面に文字を並べている。 午後は党本部で2つのイベント(?)をこなした。 午後3時からの「総裁選挙メイクドラマ・プロジェクト」では呼びかけ人の1人として、午後4時からの「対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チーム」では座長として、それぞれの会議を取り仕切った。

 

 「メイクドラマ」の出席者は15名。 主に、前回の会合で詰め切れなかった予備選挙の「投票方法」について議論した。 結論としては、(各選挙区支部で投票率を上げるための様々な努力をすることを前提に)本選挙のような「ハガキの郵送による投票」方式ではなく、「投票所を設けて投票してもらう」方法にしようということになった。 「予備選挙導入」の流れを加速させるため、今後、各都道府県の支部(都連や県連)や自民党青年局等を巻き込んでいくべきだという意見も出された。 来週もう一度集まって、メイクドラマ・グループによる独自の「予備選挙・提言」を取りまとめ、発表したいと考えている。(*武部幹事長にも手渡したい。) 遅れて合流した平井卓也政務官が(散会前に)ポツリと言った。 「とにかく、我々のこの動きが契機になって、最後に何かが変わるよ!」

 

 「シミュレーション・チーム」で話し合った主要なテーマは、「北朝鮮人権法案(仮称)」だった。法案骨子をまとめるための会議だったこともあり、逢沢一郎幹事長代理(拉致対策本部長)が最後まで付き合ってくれた。 会議の冒頭、北京から帰国したばかりの外務省北東アジア課長が日朝協議の結果を報告。 10分ほどの質疑の後で、本題(人権法案)に移った。 北朝鮮人権法案担当サブチームのリーダーである葉梨康弘氏から骨子案の説明があった。(*うーむ。 さすがは「歩く議員立法」、ケチをつけるところがない。) 

 

 特筆すべきは、水野賢一氏率いるサブチームで別個に検討してきた「経済制裁実施促進法案」の主旨が、この人権法案の中に(絶妙に)盛り込んであったこと。 これって、いわゆる葉梨・水野チームの「合体ロボ」だな。(笑) 40分ほどの議論の末、シミュレーションチームとして骨子案を了承した。 この法案骨子は、来週中にセットされる拉致対策本部総会にかけてもらう。 総会で了解が得られれば、いよいよ「条文作成」の段階に移行するというわけだ。 当然、今国会での成立を目指し、必要なプロセスを(粛々と)積み重ねていく。

 

追伸:「政策金融機関改革」の目玉のひとつである「JBIC問題」が、いよいよ正念場にさしかかっている。 本日午前9時からのODAワーキングチームでも、「ODA実施機関のあり方」について活発な議論が交わされた。 昨日党本部で行われたODAに関する合同部会(オープンな議論の場)では、「援助機能と国際金融機能を切り離す」(=JBICの借款部門を切り出して、JICAと統合する)という意見がほとんどだった。 が、油断は出来ない。




 昨晩、経団連会館で開催された参院自民党と日本経団連との懇談会に飛び込んだ。 会場で奥田会長を発見。 突撃陳情(?)をやった。(笑) JBIC問題に関して、どうしても伝えておきたいことがあった。 あ、パソコンの電池が切れかかっている。(くそっ!) この続きは次回のレポートで。