午前9時30分。党本部で「海外経済協力に関するワーキングチーム」の最初の打ち合わせがあった。予想どおり、最初から「大荒れの展開」になった。(*詳しくは書かない。) チーム内にも様々な意見があるようだ。が、何度も言うように、自分は「国際協力銀行(JBIC)を丸ごと残す」ことには断固、反対だ。 援助機能である借款と国際金融は、この際、何としても切り離さなければならない。別に財務省にも、JBICにも、恨みはない。が、財務省の思い通りにはさせない。徹底的に議論をぶつけあって、それから結論を出せばいい。

 

 午前10時30分。党本部の政調会長室で中川秀直氏に会った。新聞の「再販問題」について話し合った。連日の「殺人的スケジュール」で多少疲れた様子だった。が、改革の決意に溢れた精悍な表情だった。(*ううむ、最近、カッコいいなあ。) 帰り際に「壊す会」のことも報告した。「中川政調会長の進める改革にブレーキをかけるような動きではありません。むしろ、その逆ですから。どうぞご心配なく。」「うん。分かった。それと、ODAの件、ヨロシク頼むよ!」

 

 午前11時。青山の国連広報センターへ。同センターが定期的に開いているメディア関係者の勉強会に出席。「国連分担金問題」について講演した。主要紙の論説委員クラスが集まっていた。 帰り際に某新聞社の論説委員(?)にこう言われた。「いや、すごい話芸ですね。」(*褒められたのか、けなされたのか、よく分からない。) 自分はタレントではない。せめて、「話術」と言ってください。(笑)

 

 午後2時。テレビ朝日のスタジオで年末番組「上田晋也の日本の宿題」の収録。小泉総理の「靖国参拝問題」について熱弁を振るった。12月30日の午後4時30分からオンエア(放送)されるとのことだった。

 

 午後6時。外務省内で行われた予算大臣折衝の報告会(打ち上げ会)に顔を出した。麻生外務大臣とガッチリ握手をした。「大臣、ご苦労様でした!」と声をかけると、「ああ、いろいろありがとう!」とニッコリ。相変わらずチャーミングな麻生大臣ではあったが、それ以上の会話はしなかった。「中二階発言」以来、どうも冷たいんだよなあ。(笑・笑)

 

 夜は4人のジャーナリストと立て続けに会った。たまっていた取材の申し込みを一気に片づけた。ポスト小泉、北朝鮮に関する議員立法、総裁選挙メイクドラマプロジェクト、JBCI問題等について大いに語らせてもらった。

 

追伸:たとえば、ある先輩議員とある政策で意見が違ったとする。「君の考え方はこれこれの理由で間違っている。だから、考え方をこのように変えて欲しい」と説得されるなら、それはそれで分かる。が、自分と見解が違うからといって、「これ以上、発言するな!」とか、「発言の回数を減らせ!」などとプレッシャーをかけるのは、全くお門違いの話だ。




 国会議員は1人1人が、国民によって選ばれた「代表」だ。この点について何の上下関係もない。国民の代表として、各々の信念や政策を述べることは政治家としての「最も重要な責務」に他ならない。自分より目下の議員だからというだけで「発言を封じ込められる」と思っているとすれば、勘違いも甚だしい。これからも、遠慮なく、発言する。これまで以上の信念を持って、だ。