政治とは戦いの連続だ。自らの主張を貫こうとすれば、必ず「敵」に遭遇する。が、最初から「反発」や「摩擦」を恐れていたら、何ひとつ達成出来ない。仲間(政治的盟友)との関係は大切にしなければならないが、基本的に「仲良しクラブ」を作ったり、「友達ごっこ」をやるために政界にいるわけではない。永田町における「優等生」とか「八方美人」という表現は、「いざという時に頼りにならない議員」と同義語だと考えていい。口でカッコいい理屈を言うのは簡単だ。政治家は「行動」でのみ判断される。

 

 午後9時45分。高崎から東京に向かう新幹線の車中でパソコン画面と向き合っている。本日は夕方まで東京日程。午後6時の列車で地元に入り、前橋市内の某ホテルで地元税理士連盟の役員7名と会食した。主に税制改正の問題について意見を交わした。

 

 さて、今日の日程は午前8時の「イラク問題に関するプロジェクト・チーム」でスタート。午前9時30分。議員会館事務所で日韓議員・選挙区相互訪問プロジェクトについての相談。午前10時。政治パフォーマンス集団「ザ・ニュースペーパー」との打ち合わせ。午前11時。党本部の「政策金融機関改革に関する合同部会」に出席。改革の基本方針についての結果報告があった。午後12時。外交政策ユニット会議。塩崎副大臣や川口前外相等と国際協力銀行(JBIC)問題等について議論した。午後3時まで官僚や民間会社等とのアポをこなし、総理官邸に向かった。

 

 午後3時15分ー30分。官邸で安倍官房長官と会った。安倍さんにどうしても「伝えておきたいこと」があった。午後4時。対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チームの第18回会合。チーム座長としての初仕事をやった。来週から4つの分科会がスタートする。あ、携帯が鳴ってる。続きは次回のレポートで。

 

追伸:以前のレポートにも書いた。政治は「権力闘争」以外のなにものでもない。相手がルーキーだろうが、どんな大物だろうが、政局で対峙する時は「政治家VS政治家」(1対1)のケンカだ。ケンカの勝敗を決めるのは、政治キャリアの長さでも、大臣経験でも、政策の知識でもない。どちらがどれだけの覚悟を持っているかだ。




 僭越ながら自分にも(参院自民党というジュラ紀の組織の中で)「常にバッジをかけて行動してきた」という自負がある。どのみち2年後の選挙で生き残る確率は5割あるかないかだ。ポスト小泉に「世代交代の波を起こす」ためなら、政治家の肩書きを失ってもいいと思っている。「自民党万年与党神話」(砂上の楼閣)にアグラをかいている政治家とか、国会議員としての「保身」を考えているような政治家なんて、ちっとも恐くない。

 

 この数年間、多方面に自分なりのネットワークを築いてきた。万一、戦いに敗れて永田町から去ることになったとしても、政敵の弱点を調べ、戦闘力をたくわえ、生涯をかけて反撃する。(*相討ち覚悟で、必ず一矢報いてみせる!!)「お坊ちゃん議員(?)」だと思って侮ったら、痛い目に遭いますよ!!!