午後8時。都内某ホテルの喫茶レストランで友人の音楽プロデューサーと会った。12月の「あるイベント」について打ち合わせた。8年間かけて進めてきた「音楽と政治のプロジェクト」(独自の政治キャンペーン)が、いよいよ「ちびブレイク」しそうな(?)気配だ。(*って、ダメかなー(笑))

 

 午後から夕方にかけて、外務省の官僚(課長や部長)が次々に議員会館の事務所を訪ねてきた。主な目的は「外交部会長への予算説明」だった。(*外務省は課長クラスに有能な人材が多い。)某課長とは、政策金融機関改革についても本音で議論した。なるほど、外務省が国際協力銀行(JBIC)の問題で「慎重な姿勢」を取っている理由は分からないでもない。が、経済協力局長が自民党幹部に対して「現状維持が望ましい」みたいなことを説明しているとしたら、これは看過出来ない話だ。財務省や外務省(?)の「省益優先」の行動を横目で見ながら、改めて心に誓った。「こうなったら『円借款』は意地でも政策金融(JBIC)から切り離し、JICAと統合させねばならない!!」

 

追伸:今回の党人事で「山本外交部会長」を後押ししてくれたのは、景山俊太郎参院議員(参院自民党筆頭副幹事長)だったとこのレポートに書いた。景山筆頭副幹事長が「参院枠」として山本部会長を押し出してくれなかったら(派閥の枠として交渉していたら)、この人事は恐らく実現しなかっただろう。その景山氏から「参院自民党として押せるように努力する。もう数日待って欲しい」という言葉をもらった後、実は安倍官房長官の携帯に電話を入れた。ダメもとでも、やれることだけはやっておこうと思ったからだ。単刀直入にお願いした。「あ、官房長官ですか。山本一太です。今回の党人事で外交部会長という希望を出しました。谷川さんと景山さんに話してあります。外交部会を立て直したいと思います。まあ、私は派閥では不良少年だし、希望者もおおいようですから難しいとは思います。が、機会があったら、官房長官のほうからもお口添えいただけると幸いです。」安倍長官は、「うん、分かった!」とだけ言った。約1分の短い会話だった。

 外交部会長が正式に決まった後、安倍さんに電話で就任の報告をした。「外交部会長、決まりました。参院では景山さんにお世話になりました。いろいろありがとうございました!!」安倍長官が自分の人事の件で「誰に何を話してくれた」のかは分からない。が、そこは信義に厚い官房長官のこと。きっとしかるべきところに声をかけてくれたに違いない。そう信じている。それにしても、安倍さんにこんなこと(自分のポストのこと)を頼んだのは初めてだ。え? 小泉総理にポストでお世話になったことがあるかって?? そんなのただの一度もない。(*これからも皆無だろう。)小泉首相が命懸けで改革を断行している(「正しいこと」をやっている)と確信しているから、応援している。最初から「ポスト目当て」だったら、いくらなんでも、もう少しうまく立ち回ってますよ。(笑・笑)