午後7時。赤坂のカフェで簡単な夕食をすませた。アッサムティーが美味しい。ここ数週間、まともな運動(エクササイズ)をしていない。今晩は久々に「走る」ことに決めた。汗をかいた後で、2つほど「悪巧み」の企画書を書く。それから妻に頼んで30分だけ「カラオケ」につきあってもらうことにしよう。(*断られたりして。(笑))どうしても練習しておかねばならない曲がある。まあ、30%くらいは「仕事」と言っても差し支えないでしょう。(笑・笑)

 

 さて、先日、テレビ朝日「TVタックル」の収録スタジオで、久々に城内実氏(前衆院議員)に会った。城内氏と言えば、郵政民営化法案の衆院本会議採決で(安倍晋三氏の説得を振り切って)青票(反対票)を投じた若手議員。今回の総選挙では、自民党が擁立したあの片山さつき氏と激突。僅差で敗れ去った。選挙の前は同じ森派に所属。自分がお願いして、「対北朝鮮経済制裁シミュレーション・チーム」にも加わってもらった。度胸もいいし、頭も切れる。将来の自民党を担う次世代エース候補だと思っていた。

 

 テレビ局から事前に渡された出演者リストに「城内実」という名前があった。城内氏の顔を見るのは(正直言って)「ちょっと辛いな」と思った。だからといって、あの法案に反対した議員を「無原則に」復党させるようなことには断固反対だ。理由は以前のレポートにも書いたので、ここでは繰り返さない。当然のことながら、「違う信念」に基づいて行動したグループ(あえて「造反組」とは呼ばない)に対する党の「処分」は正しかったと思っている。番組の収録が始まる前、城内前議員とトイレの近くで遭遇した。短くこんな会話を交わした。「あ、一太さん、ご無沙汰してます。」「城内さん、久し振り。元気ですか?」「ええ。今日はヨロシクお願いします。」

 

 スタジオの席は、ハマコー先生の左隣り。野党のカウンターパートは長島昭久衆院議員。日中関係やポスト小泉について「タックル的激論」を展開した。収録が終わり、スタジオを出たところで再び城内氏と一緒になった。こちらから声をかけた。「城内さん。いろいろ大変だと思うけど、小泉総理に謝って(?)復党しようなんてケチな考えは捨てたほうがいい。自分の信念でやったことなんだから、最後まで貫いたらいいと思う。悪いけど、次回の選挙でも自民党の公認は片山さんになる。それが政治の筋だ。だから、城内党を作るくらいの気概を持ってやってください。政治家は、結局、自らの力で道を切りひらいていくしかない!」

 最後に(少し躊躇を感じながら)こうつけ加えた。「とにかく…頑張ってください!!」城内氏はこわばった笑顔を作りながら言った。「分かりました。頑張ります。これからもヨロシクお願いします。」

 

 それにしても、政治とは「非情な世界」だ。次回の選挙は、自民党公認の片山さつき氏と無所属の(?)城内実氏との大激戦になるだろう。本物VS本物の戦いだな。

追伸:山本一太と城内実氏が登場する「TVタックル」は、明日の夜9時から放送される。