午後8時30分。ジャンボジェットの機中からのレポート。飛行機はソウルに向かって順調に飛行を続けている。金浦空港に到着するのは午後10時前後になるだろう。

 

 ソウル滞在中に、与野党4人の若手国会議員と延世大学の教授に会う予定だ。与党ウリ党のソン・ヨンギル議員、キム・ヨンチュン議員。ハンナラ党のウォン・ヒリョン議員、パク・ジン議員。4人とも韓国政界の未来を担う次世代エース。マスコミでの露出度も高い。(*このうち、キム議員とはまだアポが入っていない。が、多分、大丈夫だろう。)

 

 これに対して、日本側のコア・グループ4名は、自民党の河野太郎と山本一太のお馴染み「一太郎」コンビ。加えて、民主党から前原誠司氏と野田佳彦氏から協力を取り付けていた。(*党内の重要度がずいぶん違うなー(笑)「一太郎」も頑張らないと。)ところが、この前原・野田コンビが、なんと最大野党のナンバー1とナンバー2(実質的に)になってしまった。「こりゃあ、メンバーの再調整が必要だな」と思って、さっそく2人の議員会館事務所に連絡を入れた。(*まあ、それだけ人選が良かったということでしょう。)

 

 民主党の国対委員長室で会った野田さんは、「いいプロジェクトなので、名前はぜひ残してください!」と言ってくれた。が、前原代表にコア・メンバーとして残ってもらうのは、ちょっと難しいだろう。「あまり迷惑はかけたくないので、不都合があれば名前を削ります。どうしたらいいでしょうか。」というメッセージを事務所のスタッフに残してきた。が、本人からまだ返事が返ってこない。そこは律儀な前原氏のこと。真面目に検討してくれているようだ。

 

 いずれにせよ、この2人に物理的サポートをお願いするのは無理だ。野田氏からのアドバイスもあって、コア・メンバー4名の枠を増やすことに決めた。そこで、プロジェクトがスタートしたら真っ先に参加を要請しようと思っていた「もう一組の」次世代エース・コンビ(枝野幸男氏と古川元久氏)にコア・グループへの参加をお願いしたというわけだ。2人とも「山本さんのやることなら」と、快く引き受けてくれた。ということは…日韓双方のメンバーを数名ずつ増やさねばならないということか。

 

 あ、飛行機が降下を始めた。日本と韓国は本当に近い。まさに「一衣帯水」の関係だ。「近くて遠い国」から「近くて近い国」にならないと。ベルト着用サインが点灯した。この続きは次回のレポートで。