午後6時30分。景山俊太郎参院議員と2人で会合を持った。郵政改革法案の攻防で「共同戦線」を張った景山氏を、どうしても慰労したかった。参院本会議での採決の数日前、反対派の切り崩しに奔走していた景山氏から携帯に電話がかかってきた。「景山:いやあ、オレもやればやるほど同僚議員から批判されて、泣きたい気分だよ。回り中、敵ばかりになっちゃった。」「山本:景山さん、そんなことちっとも気にすることないですよ。山本一太が味方になったんだから。もともと本当の仲間でもない10人の中途半端な敵なんかより、私1人が応援しているほうが、ずっと強力でしょう?」「景山:そりゃあ、そうだ。(笑)」

 

 約2時間。食事をしながら、いろいろな話をした。(というより、聞いた。)以前このレポートにも書いた記憶がある。島根県出身の景山俊太郎氏は、青木幹雄参院議員会長の側近中の側近。あの郵政国会がなければ、生涯、夕食を共にするなどということはなかったかもしれない。(*なんてちょっと大袈裟ですね。(笑))表面だけ見ると「いかにも古いタイプの自民党議員」のように見える。(*失礼な言い方でごめんなさい!)が、実は発想が柔軟で、リベラルな考え方の持ち主。なかなかチャーミングな政治家だ。景山氏のこの「リベラリズム」がどこから来たものなのか、初めて分かった気がした。

 

 今日もプロジェクトの同志を募るために、衆参の議員会館をスラロームした。明日からも「説明」と「勧誘」の日々が続く。

 

追伸:

1.いわゆる「一票の格差」をめぐる参議院定数問題。その結論を得るための「タイムリミット」が迫ってきた。自分は、「2減2増」とか、「4減4増」とかいう「中途半端な改革」には批判的な立場だ。やるなら、合区や比例も含めたより抜本的な見直しをやるべきだと考えている。が、だからと言って、何の具体的成果も出さずに「定数是正」全体を先送りするというやり方は、けっして容認出来ない。今回抜本的な改革に踏み込めないとしたら、(気にくわないけど)改革を一歩でも先に進める選択をするべきだ。




 「4減4増」ということになれば、群馬選挙区にも影響が及ぶ。個人的には「2人区」のほうがいいと思っている。が、この際、そんなことはどうでもいい。国民の目は厳しい。参院自民党がここで「ほおかむり」をするようなことがあれば、「参院無用論」は益々高まることになるだろう。




2.ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が「今週中に(?)直腸ガンの手術をする」と報道されていた。自分の病気をあえて公表するところが、いかにも鳥越氏らしい。ガン医療の技術は、日々進化している。しかも、エネルギッシュで、精神力の固まりのような鳥越さんのこと。この病気を克服して「完全復帰する」ことは、100%間違いない。が、一応、激励しておこう。「鳥越さん、ファイト!!」 ずっと「超売れっ子」状態が続いているようですから、しばらくは(あせらず)静養してください。まあ、こんなことでもなければ、まとめて休みも取れないでしょう。(笑)「スーパーモーニング」のスタジオで再会(再対決)出来るのを楽しみにしています。