午前零時30分。東京の部屋でパソコンの電源を入れた。本日の昼、杉村太蔵衆院議員と電話で話した。「杉村:あ、山本先生ですか?杉村です。いろいろお気遣いいただき、ありがとうございます!」「山本:ああ、杉村さん。突然、連絡してごめんなさい。携帯のメッセージに残したように、一度、2人で昼食でもご一緒しませんか。いろいろと話したいこともあるし。」「杉村:ハイ、ありがとうございます。ぜひ、お願いします。」「山本:ああ、よかった。杉村さんに、え、山本一太さん、どなたですかって言われるんじゃないかって、心配してたんです。(笑)」「杉村:とんでもありません。先日もテレビで温かいコメントをいただき、ありがとうございました。(*きっと「スーパーモーニング」だな。)」「山本:じゃあ、秘書の間で日程調整させましょう。マスコミの入らないところで、ゆっくりやりましょう。とにかく、めげずに頑張ってください。ま、めげてないか。(笑・笑)」思ったとおり、とても礼儀正しい若者だった。

 当選後のぶっとんだ言動(?)で一躍メディアの寵児になった杉村議員を利用して「自分の宣伝をしよう」などとは露ほども思っていない。党幹部に叱られたくらいで、杉村氏が過度に「縮こまらない」ように(あの自然体を失わないように)励ましたいだけだ。個々の政治家の個性をコントロールするみたいなやり方は(ここに何度も書いたように)どうしても好きになれない。まあ、そこはハートの大きな武部幹事長のこと。杉村氏がプレゼンテーションの方法を学んだら、きっと「のびのびとやれ!」って言うに違いない。

 

 午後4時から行われた党改革実行本部総会の議論のテーマは、今回の衆議院選挙の総括。出席者の議論を聞きながら、改めて思った。「こりゃあダメだ。口ではいろいろ言っても、本当の危機感がない。このままでは、2年後の参院選挙は惨敗必至だ。次の衆院選挙では新人の半分以上が討ち死にするな。」やっぱり、党内をかき回す必要がある。来月初めには新たな「勉強会」を立ち上げる。明日からアポを取りまくって、仲間をそそのかすことにした。

 

 政治家になった時、実力者のご機嫌をうかがう「優等生タイプ」にはならないと心に決めた。小利口で要領のいい政治家になったらおしまいだ。ありもしない可能性に期待したり、大人しく幸運を待つような「つまらないこと」はしない。損得を考えず、迷わず「不良路線」を貫こう。