人間は慢心する動物だ。特に政治家という人種は。たまたま(急に)「ポスト」を得たりすると、その権威を使って他の政治家の言動を「自由にコントロール出来る」かのような錯覚を起こす。勘違いも甚だしい!!(*自分も気をつけないといけない。)この種の「勘違い議員」は、必ず「しっぺ返し」を喰う。そのうち、ガツンとやられるに違いない。

 

 さて、本日は兵庫県に入った。明石市と淡路市で行われた西村康稔候補の「国政報告会」に出席。3つの会場で、応援のメッセージを送った。どの会場にも大勢の支持者(主に女性)がつめかけていた。「西村さんは次世代のスター候補。この2年間の活躍は素晴らしいものがありました。国民に対して(改革賛成か、反対か)を問う今回の衆院選挙です。対案のない野党を叩きのめし、今度こそ決着をつけてください!」と訴えると、大きな拍手が起こった。候補者本人の人気もあるとは思うが、前回選挙に比べて「都市部の反応」はいいようだ。

 

 夕方の新幹線で東京へ向かっている。当初は徳島空港から東京行きのフライトをつかまえる予定だった。が、台風の影響で飛べるかどうか(降りられるかどうか)分からない。最後の会場で演説した後、新神戸の駅まで車で送ってもらった。今晩はどうしても東京に戻らなければならない。それも午後7時までに。

 

追伸:連日、若手改革派の選挙区(*本人から要請のあったところに絞った)を飛び回っている。自分が応援に入ったところで、大して役に立てるとは思えない。が、それぞれの現場で必死の戦いを展開している仲間を少しでも助けたい。だから、候補者と遊説カーに乗り、街宣車のステージに立ち、街頭演説会や決起集会で「魂を込めて」叫んできた。(*ウソだと思うなら、応援に入った選挙区の候補者やスタッフに聞いてみて欲しい。)

 通常なら、衆議院選挙の際は、地元選挙区(群馬県)の応援が中心。特に告示後は群馬に張りつくというのがいつものパターンだった。(*自分自身の選挙を考えれば当然のことだ。)が、今回はほとんど群馬県にも顔を出せない。睡眠時間を削って、ボロボロになりながら、飛行機と新幹線を使って日本中を走り回っている。8月30日の選挙告示前の総裁遊説は、すべて岡田直樹参院議員(遊説局長代理)にお願いした。それもこれも、「遊説局長」としての責務を全うするため、すなわち、告示後の総理遊説にぴったりと同行する環境を作るためだ。

 この4年間、何の見返りも求めず(当たり前のことだけど)、損得抜きで小泉総理の改革を(一貫して)応援してきた。その小泉総理が、政治生命を賭けて「衆院解散」という勝負に出た。「革命的」ともいえる総選挙に踏み切った。12日間の総理の全国遊説に同行し、小泉首相の戦いに(ほんの少しでも)貢献したい。(*それが遊説局長の役目だ。)そしてこの歴史的な戦いがどんな経緯をたどり、どんな結果に終わるのか、小泉総理本人の側で目撃したいと思っている。

 

 自分にとって2回目になるこの「遊説局長」というポストは、党の幹部から「やってくれないか」と頼まれた役職。(*誰にいつ頼まれたかは書かない。)こちらから働きかけたわけではない。「ヒットマン」の役割を果たす必要がなくなったことを見極めた上で、イエスの返事をした。告示後は小泉首相に「密着」する。受けたからには、ベストを尽くす。