午後1時からスタートした参院本会議で、郵政改革法案が否決された。予想以上の大差だった。一生懸命やったつもりだが、結果としてあまり貢献出来なかった。小泉総理に対しても、衆議院で(様々な思いを乗り越えて)この法案に賛成票を投じ、本会議可決(5票差)のために汗をかいてくれた仲間の議員に対しても、そして郵政改革を支持している国民の方々にも、さらにはこのHPに連日応援のメッセージを寄せてくれた読者の方々にも、本当に申し訳ないことをしてしまった。山本一太の「票読み」は、この3日間で大きく狂ってしまった。やはり、2日前の中曽根弘文・予算委員長による「反対表明」(*ご自身の信念に基づいた行動だから仕方がないが)が痛かった。あれで完全に潮目が変わった。

 

 午後7時の本会議で、小泉総理が正式に衆議院を「解散」した。多くの自民党議員が「まさか…」と思っていた選挙戦(9.11決戦)に突入する。この1,2週間、毎日のように総理官邸に足を運んだ。飯島秘書官のムードや小泉総理の言動から、「否決されれば必ず解散になる」と確信していた。この点について、小泉首相の姿勢は一貫してブレなかった。




 数日前、反対派のある議員と電話でこんな会話を交わした。「山本さん。大差で否決になりますよ。党内もほとんど解散に反対なんだから。これじゃあ、小泉総理は解散なんてやれるわけがない!」「いや、別に解散になるから法案に賛成してくれなんて言いません。が、小差だろうが、大差だろうが、否決されたら小泉首相は絶対に衆議院を解散する。500%、間違いありません!」「いやあ、閣議で反対する大臣もいるし…。いかに小泉さんが乱暴でも、すべてを押し切って解散出来るとは思えない。無理だよ。」 この点については、反対派の「読み」も外れたということになる。

 

 あ、もう午後7時か。ええと、これから派閥の総会とか、参院森派の会合なんかが入っていた気がする。(*テレビのインタビューも入っていたような…?) が、「法案が否決された後の会合」には、とても顔を出す気になれない。とりあえず、東京の部屋に戻って2時間ほど「寝る」ことに決めた。(*ここのところ、ずっと睡眠不足だった。)




 驚いたことに、(現時点でも)かなり多くの仲間(若手改革派議員)から、電話による「応援要請」が飛び込んで来ている。首相官邸から本当に「ヒットマン指令」が送られてくる可能性だってある。ううむ。これから9月11日の投票日まで、どんなスケジュールを組んだらいいだろうか。(*考えたら、地元の新盆回りというのもあった。)もちろん、最後はすべて自分自身で決めなければならない。ああ、頭がゴチャゴチャしてきた。(笑)いろんなことは「目が覚めてから」考えることにしよう!!