まもなく午前零時。東京の部屋でパソコンに向かっている。同僚議員やジャーナリストから「ひっきりなしに」電話がかかってくる。それだけ政治情勢が動いているということだ。

 

 昼から夕方にかけて、3つのテレビ番組に出演した。最初のTBS「きょう発プラス」の郵政問題コーナーでは、賛成派(山本一太)と反対派(小林興起・衆院議員)の一騎打ちだった。午後の日本テレビ「ザ・ワイド」のコーナーは賛成派の議員2名、反対派の議員2名(1名は民主党)という組み合わせだった。夕方の日本テレビ「ニュース・プラス1:爆論コーナー」でも、法案賛成派と反対派の自民党議員が2名ずつ参加するという形になっていた。

 

 「ザ・ワイド」でも、「ニュース・プラス1」でも、議論が始まってすぐに気がついた。賛成2人vs反対2人ではなく、賛成1人vs反対3人、もしくは賛成1人vs反対4人だということが。全力で自分の役目を果たした。先日、某テレビ局のディレクターとこんな会話を交わした。「いつも私じゃなくて、他の自民党参院議員に出てもらったほうがいいんじゃないですか?」「それが、郵政法案への賛成を明言出来る(旗を掲げた参院議員)はすごく少ないんです。ましてやテレビの前で反対派と真っ向から議論しようなんて政治家は、一太さんしかいないんですよ。」

 

 ということは、「山本一太」が出演しなければ企画自体がなくなるか(ま、それほどの存在感はないなあ(笑))、あるいは反対派が好き勝手に小泉総理の批判をするコーナーになってしまうということだ。郵政法案が成立するかどうかの瀬戸際だからこそ、小泉首相が「なぜ郵政民営化にこだわるのか」「4年間の小泉改革にはどんな意味があるのか」について国民にきちんと説明しておかねばならない。今、メディアを通じてこの役割を果たせるのは(僭越ながら…いろいろな意味で)自分しかいない。だから明日もテレビ番組を3つほどスラロームする。

 

 夜10時30分。景山俊太郎氏(参院自民党筆頭副幹事長)から電話が入ってきた。話の内容は書かない。が、ちょっとした言葉の「気配り」が嬉しかった。

 

追伸:

1.参院亀井派の会長でもある中曽根弘文氏(予算委員長)の「反対表明」で状況は厳しくなった。が、しかし、法案成立の可能性はまだ十分に残されている。何度もこのレポートに書いた。可決されても、否決されても、「ギリギリの接戦」になるだろう。あと2日と半日、自分に出来ることを一生懸命やるだけだ。まだ勝負はついていない!!

2.明日のテレビ出演は以下のとおり。

(1)TBS「サタデー、ずばっと!」:午前5時45分ー7時30分

(2)日本テレビ「ウェークアップ!ぷらす」(郵政コーナー):午前8時35分ー9時5分

(3)テレビ東京「西川きよしの目玉報道」:午後12時30分ー午後1時15分頃

 午後は選挙区の重要日程をこなすために東京と高崎をマッハで往復する。テレビ出演と地元日程の合間を縫って、電話をかけまくることになるだろう。夜は某国会議員とのミーティングやマスコミ関係者との情報交換会をセットした。

 

3.本日のHPへのアクセスは約2600。読者からどっさり送られてきた「意見」のうち、20のメールにサッと目を通した。内訳は…中傷メール1、郵政反対又は山本批判4、残りの15はいずれも「激励のメッセージ」だった。

4.午前中、総理官邸で「アイ・ワイ懇」をやった。飯島秘書官はいつになく忙しそうだった。理由は…よく分かる。