ここ数ヶ月で、10回近く首相官邸を訪れた。飯島秘書官に会うためだ。月曜日の午後と決めた飯島・山本による定期懇談会(アイ・ワイ懇)も4回を数えた。もちろん、官邸に行ったからといって小泉総理と話が出来るわけではない。(最初から超多忙な総理に面会しようなどとは全く思っていない。)しかも、飯島秘書官は慎重に言葉を選ぶ。だから「爆弾情報」をもらえるわけでもない。

 

 つまり、ここ一連の「アイ・ワイ懇」で得た「感触」は、あくまで自分の勝手な意見(=政治家としての直感)だ。それを前提に山本一太の個人的な「確信」を言わせてもらうと…

 

1.郵政法案が参院で否決されたら、小泉総理は(絶対に)衆議院を解散する。けして「座して死を待つ」ようなことはしない。そして、総理のこの行動は、誰にも止められない!!




2.総選挙になった場合、小泉総理(党総裁)は、衆議院本会議で「反対票」を投じた37名を「(絶対に)公認しない!」という腹を固めている。(*復活当選は自動的になくなる。)公認候補のいないすべての選挙区に新たな候補者を立てるのは無理だろう。が、「改革派」として出馬したいという若い候補者がいれば、平気で公認するつもりだ。つまり、選挙結果にかかわらず、自民党は必ず分裂する。そして、総理のこの決意は(解散と同様)誰にも変えられない!!




 ただし、自分は、郵政法案が(僅差であっても)参院で必ず可決されると信じている。だから衆議院選挙もないし、山本一太の衆院転出もない。最後は、すべて丸く(?)おさまるだろう。

 

追伸:午前11時。参院本会議を一瞬抜け出した。自民党国会対策委員会の部屋で会った景山俊太郎氏(参院自民党・筆頭副幹事長)と、郵政法案をめぐる状況について情報交換。会話の中身は書かない。が、これから定期的に連絡を取り合うことを決めた。