気がついたら、今日は「七夕」だった。織姫と牽牛は天の川を渡って、どこかで無事に会えただろうか。「天界人」(織姫の父)からどんな脅かされても、「織姫と添い遂げられなければ、命はいりません!」と言い張る牽牛。父親に、「牽牛様と会えなければ、天の川に身を投げて死にます!」と訴える織姫。天帝に願いを叶えてもらうためには言葉をしゃべる老牛の肝が必要だと聞いて、牽牛に「自分を殺して肝を取り出してください!」と申し出る牽牛の年老いた牛。「七夕」のストーリーには「自己犠牲」と「献身」という哲学がちりばめられている。自分は「愛する人」のために、本当に命を捨てることが出来るだろうか。

 

 午後6時30分。同僚議員のパーティーに出席。その後、午後7時30分から、同じホテルの喫茶レストランで山本事務所の「インターン」(というより、外交アドバイザー)を務めるスウェーデン人青年(夫妻)と会った。日米議員交流のプロジェクトについて(英語でぎゃあぎゃあ)話し合った。ああ、自分は何て自分勝手な(利己的な)人間だろう!!ちょっとだけ自己嫌悪に陥った。

 

 さて、先ほど書いたレポートに、ある先輩議員から「ここ1ヶ月は、テレビに出ないでくれ!」と言われたと書いた。出演依頼があって、自分が必要だと思う時には、もちろん出る。「郵政法案について話す時は慎重に」というならまだ分かるけど、「メディアで発言するな」などと言われる筋合いはない。「独自の動きに対して反発がある」なんて、全く理由になっていない。ただし、「大事な先輩」が精一杯、気をつかいながら伝えてきたメッセージだ。「郵政改革法案」について発言する時は、少し注意しようと思う。

 

 「ミキオ・ハウス」で個性を持ち、発言を続けることがどんなに大変か。部外者にはけして分からない。外交防衛委員長をやっていた時も、「テレビ朝日」と自民党が対立していた時も、そして何のポストにもついていない時でさえ、発言を封じようとするあらゆる「嫌がらせ」を跳ね返してきた。こんなことで発言を自粛するくらいなら、最初から「トンガって」いない。「ニュータイプ・セネター(新しいタイプの上院議員)」になんてなれるはずがない。不良には不良のスピリットがある。