午後7時。第5回の「国家ビジョン・セミナー」のゲストは中谷元衆院議員(元防衛庁長官)だった。全共連ビルの会議室は今回も満席。中谷氏の考える「新しい時代のリーダー」の条件や、自らの国家ビジョン等について大いに語ってもらった。明快で、テンポのいいプレゼンテーションだった。出席者からのひとつひとつの質問に、丁寧に(誠実に)答える姿を見ながら、「中谷さんらしいなあ」と思った。

 

 午前10時から外交防衛委員会。所属派閥(森派)の昼食会にチラッと顔を出した後、東京都議会議員選挙の応援へ。午後1時から2時まで、同世代の候補者と一緒に都内の某商店街を練り歩いた。ほとんどマイクを握りっぱなしの状態だった。ううむ、喉が痛い。でも、最後までハートを込めて、一生懸命、訴えた。先日のドタキャンで、関係者に迷惑をかけてしまった。少しは「埋め合わせ」になっただろうか。

 

 来週の初めに予定されている郵政改革法案の衆議院本会議・採決が、予想以上に「僅差の勝負になる」という噂が広がっている。賛成派のある先輩議員が、「反対票を投じる確信犯は20名前後だとしても、40人以上が欠席したら、ギリギリの票読みになる。特に週末をはさんでしまったために、個々の政治家に対して選挙区で強烈な陳情が繰り広げられるのは間違いない。法案が否決されたら、サミット後に解散だなあ」と話していた。

 

 小泉総理は党に対して最大限の配慮をした。総務会で「党議拘束」もかけられた。自民党執行部は本当に「造反者を除名する」くらいの覚悟で、法案通過を図るだろうか。今、「選挙になる」ということの意味を「本会議の投票行動を決めかねている」若手議員は理解しているだろうか。

 

 ある反対派の議員が、「大勢で反対すれば(欠席すれば)恐くない。それで廃案になっても、処分なんてあり得ない。ましてや、解散なんか出来るはずがない!」と言って回っているらしい。小泉首相は、とっくに腹を固めている。廃案になった瞬間に「総選挙」を決意するだろう。そこまでの覚悟があるなら、是が非でも法案を潰して選挙に追い込んでみたらいい。

 

 その結果、「政界再編」が起ころうが、自民党が「野党に転落」しようと構わないではないか。いずれにせよ、「分裂状態」で選挙に突っ込む「古い自民党」は、今度こそ破壊されるだろう。日本の政治状況に「新たな流れ」が生まれることだけは間違いない。ああ、わくわくする!2年後の参議院選挙は(立候補出来たらの話だけど(笑))「野党候補」として戦うということか。ああ、ドキドキする!!

追伸:野党になったら、自民党という政党は(文字通り)「解体的出直し」を余儀なくされる(*そうでなければ生き残れない。)生まれ変わって、もう一度、政権を奪還すればいい。