午後2時。党本部で安倍幹事長代理とのミーティング。今週末の「シミュレーション・チーム」による訪韓等について話した。午後1時過ぎに、米国のシーファー駐日大使がわざわざ幹事長代理を党本部に訪ねてきたとのこと。「駐日米国大使が訪ねてくるなんて、さすがですねえ。」「うん。シーファー大使って、いい人だよ。」安倍さんとの会話はそんなやり取りで始まった。日米関係がしっかりしていなければ、日本の東アジア戦略は機能しない。米国のこの「特別待遇」は、近い将来、安倍さんにとって大きな意味を持つだろう。

 

 午後3時。総理官邸で飯島秘書官に会った。日中関係から今後の政局、小泉総理の昔話へと話が進んだ。気がつくと1時間が経過していた。「ところで飯島さん。これからいろいろと大変な局面がやってきそうですよね。一週間に一度、官邸に(定期的に)顔を見にきてもいいでしょうか。まあ、時間まで決めることはないと思うけど、月曜日の午後3時前後なら会えますかね。」「ええ、いいですよ。いつでも来てください。最近は00さんや00先生なんかも、フラッと顔を出してくれるようになりました。」飯島秘書官と別れ際にそんな約束をした。「飯島・山本懇談会(略してアイ・ワイ懇)」(笑)が、来週の月曜日から(いよいよ)正式にスタートする。

 

 午後4時。官邸を出てタクシーを拾った。午後4時30分。慶応大学の三田キャンパスで小島朋之教授とお目にかかった。小島教授と言えば、日本を代表するアカデミシャンの1人。大学を巻き込んだ新しい議員交流のプロジェクトについて相談した。中国問題の権威は、「小泉総理には、東アジア外交、特に日中関係についてもう少し(戦略)を持って欲しい」と話していた。