午前8時。昨日に引き続き、来日中の主要国大使との会合。本日は党の外交関係合同部会だった。逢沢副大臣の挨拶、主要17カ国の日本大使からの自己紹介の後、さっそく意見交換へ。最初に手をあげて、こう発言した。「政治家になって以来、ずっと国連改革の問題に取り組んできました。90年代のラザリ国連総会議長による安保理改革案もフォローしました。(国連改革に関わってきた立場からすると)今回、G4が常任・非常任理事国の拡大を目指す(枠組み決議案)を作り、発表したこと自体、小さな奇跡という気がします。ハードルは依然高いものの、日本にとって常任理事国入りする千載一遇のチャンスであることは間違いありません。その意味で、町村大臣が今回、同時期に世界中の大使を集めて(気合いを入れた)ことは正しい(英断だ)と思います。」

 

 加えて2つ質問をぶつけた。「今回の枠組み決議案作成にあたっては、細かい文言について、G4の中でもかなりのせめぎ合いがあったと聞いています。これから国連の場でG4決議案の修正が議論されることになるわけですが、国連というところは、いつも賛成・反対の真ん中に落ち着くという傾向があります。敵方(4年任期の準常任理事国システムを提唱しているグループ)も、いろいろと対案を練ってきているようですが、そこらへんはどんな動きになっているのでしょうか。さらに、ロシアの反応があまり出てきませんが、ロシア政府の安保理改革に対する本音はどこにあるのでしょうか。」北岡国連大使と野村ロシア大使から説明があった。

 

 午前9時40分。議員会館事務所でキーボードを動かしている。そろそろ、議員総会に行かないと。午前10時から2時間の参院本会議が待っている。