夜の会合の誘いを断って、都内のファミレスに入った。魚介類のスパゲッティーと紅茶を注文し、パソコンの電源をオンにした。明日の早朝はTBS「朝、ズバッと!」に出演する。午前7時30分から8時30分までの討論コーナーで「郵政改革の是非」について激論する。登場する4名の議員はすべて自民党。賛成派2名と反対派2名の対決だ。番組側としては当初、山本一太VS荒井広幸を考えていたらしい。この組み合わせなら断ろうと思っていた。が、荒井氏のほうが最初から受けなかったらしい。お互いに理由は同じ。「え、山本一太?(荒井広幸?)個人的に親しいので、真っ向から批判しあうのはやだなー」ということだ。

 

 外交・安保政策の分野と違って、畑違い(?)の郵政事業民営化問題については、出来ればあまり露出したくなかった。正直言って、これまでは「民営化がもたらすメリット」について、なかなか確信が持てなかった。郵便事業や金融についての知識も不足している。加えて、付け焼き刃で「賛成」の論陣を張ることは、野田聖子さんとか、山口俊一さんとか、荒井一寸法師とか、長年にわたって郵政問題に取組み、信念を持って「民営化反対」を訴えている政治家に対して失礼な気がした。

 

 が、しかし、ここまできたら、逃げ隠れするわけにはいかない。党内の議論(反対派が多数を占める郵政改革合同部会)で声高に「政府案支持」を叫んだりすることは(残念ながら)控えなければならない。敬愛する某政治家(とても偉い人)から、直接、「部会に出て、意見を聞いていることが重要なんだ。手をあげて賛成なんてしなくてもいいぞ!」と言われているからだ。(*悔しいけど仕方がない。)でも、あらゆるチャンネルを通じて国民に「郵政改革の意味」を説明するという役割は(小泉改革応援団として)果たさなければならない。どんなに微力でも、そうしようと決めた。

 とりあえず、明日のTV出演は「小手調べ」(というより賛成派としてのデビュー)みたいなものだ。ハッキリ言って自信がない。(*多分、反対派の議員からボコボコにされるだろう(笑))ええい、負けてたまるか。ガンガンやられながら、勉強し、理論武装していこう。「賛成派の議員の主張には論理性が乏しい。説得力がない。」なんてことを言われないように。

 

 明日の深夜は「朝まで生テレビ」が待っている。こちらは日中関係がテーマ。自分なりの「皮膚感覚」がある外交問題については、躊躇なく自分の考えをアピール出来るんだけどなあ。明後日は「朝なま」終了後にソウルに飛ぶ。(*ほとんど一睡も出来ないだろう。)連休は韓国と米国を回る予定だ。

 

 あ、もう夜の10時。これから部屋に戻って、出張の準備と郵政問題の勉強をします。ウルフルズの歌じゃないけど、ガッツだぜ!!