夜。都内のお洒落な「居酒屋レストラン」で根本匠衆院議員の長男に会った。2週間ほど前、根本代議士から急に電話がかかってきた。「あ、一太さん。うちの息子がね。山本一太に会いたいって言ってるんだ。どこかで時間を作ってくれると嬉しいんだけどね。」「え、根本先生の息子さんが?そりゃあ、光栄ですね。喜んで日程を空けます。東京の秘書と連絡を取ってもらってください。」そんな会話を交わした。現在党の広報局長を務める根本匠氏は、党内でも有数の政策通。「新世代総理を創る会」のメンバーにもなってくれた。人柄もいいし、発想力もある。自分にとっては兄貴分的な存在だ。

 

 結局、「根本パパ」も一緒に3人で食事をするというアレンジになった。根本さんが予約してくれた「隠れ家」に15分ほど遅れて到着した。「いやあ、お待たせして申し訳ありません。少し迷いました。」と言いながら席についた。根本氏と並んで向かいに座っていた青年が、立ち上がってペコリと頭を下げた。「どうも今日は時間を作っていただいて、ありがとうございます。根本00です。」(*お、礼儀正しいな。)

 

 約2時間。リラックスした雰囲気の中で、小泉改革の意味や政治の展望、日中関係や日韓関係、国連の実像等について言葉を交わした。テレビドラマやアニメにも話が及んだ。お世辞でなく、とても好感を持った。(*あの饒舌な根本パパが、なるべく口を挟まないように我慢していたのがおかしかった。)とにかく、明るくて優秀な青年だった。ふうむ。この自然体の雰囲気、お父さんのDNAだな。

 

 菅義偉衆院議員の息子さんは、同じ東大法学部の3つ先輩にあたるそうだ。菅ジュニアとも、菅ジュニアのクラスメートである山本事務所の学生インターンM君のこともよく知っていると話していた。世の中は狭い。「外交官を目指すにせよ、国連スタッフを狙うにせよ、あるいは法曹界に進むにせよ、また他の道を選ぶにしても、とにかく自分がやりたいことを何でもやったらいい。可能性の塊なんだから。国連なんかについて情報が欲しかったら、いつでも連絡してください。」と言っておいた。

 

 根本さん。こんなにいい息子さんがいて、幸せですね。(*私はお世辞は言いません。)M君といい、菅ジュニア(直接会ったことはないが)といい、こんな若者がガンガン活躍する時代がやってくるとすると、日本の未来にも希望が持てる気がする。