朝8時。参院議員会館の会議室で「国連改革議員連盟」の総会に出席。議員連盟の幹事長として司会を務めた。参加した超党派の議員は約40名。三人の議連代表のうち、安倍氏(自民)と高木氏(公明)が顔を見せていた。同じ時間に会議を主催していた前原氏(民主)が来れなかった(間に合わなかった)のは、ちょっと残念だった。
最初に町村外務大臣から、国連改革の現状と今後の流れについて20分ほど話を聞いた。後半の質疑応答では様々な質問や意見が出された。「日本の常任理事国入りに反対している中国をどう抑えていくのか。」「拒否権の問題はどう扱うべきか。」「今後もG4グループ(日本、ドイツ、インド、ブラジル)とやっていくのか。」「日本のODAが(GDP比で他の先進国より少ない)という批判に対して、ソフトな反論を準備する必要があるのではないか。」「政府としては政界や経済界だけでなく、アカデミシャン(学者や専門家)からの応援ももらったほうがいい。」「国連では小さな国も一票。取りこぼしをしないようにするのが大事だ。」等々…。逢沢副大臣からは、「安保理改革(日本の常任理事国入り)に対する国民世論を喚起するために、ぜひこの議連に頑張ってもらいたい。関係国の大使を招いての意見交換会とか、議連主催のタウンミーティングとか、そういった活動を期待している。」という要請(?)があった。
当議員連盟の活動として、世論喚起のイベントや議員外交等を積み重ねていくことを確認し、総会を閉じた。次回は(3人の代表や事務局長に相談した上で)関係国大使との懇談会をアレンジしたいと考えている。「常任理事国ニッポン」のあるべき姿(常任理事国として一体何をやるべきか、何が出来るのか)については、事務局のほうで原案を作り、総会で練ることになるだろう。遅くとも6月中には、国連改革議連の提言として内外に発信するというスケジュール案を立てた。さっそく、3人の事務局長と打ち合わせをやり、原案づくりを始めることにしよう。
午後1時20分。衆議院議員会館事務所に野田聖子氏を訪ねた。久々に聖子さんと2人だけで話をした。この模様は次回のレポートで。