午前8時30分。党本部の国防部会に出席。午前9時45分、議員総会。続けて午前10時から参院本会議。午前11時から「真の年金改革を進める議員の会」による平河クラブでの記者発表。会の中心メンバーである大村秀章氏や中野正志氏らと、「社会保険庁は断固、解体すべきだ!」とアピールした。

 

 そのまま自民党幹事長室に移動。午前11時30分から「年金の会」として武部勤幹事長と面談。その場で「社会保険庁廃止」の要望書を手渡した。幹事長とのミーティングにはマスコミ各社がカメラを入れ、いわゆる「頭撮り」をやった。ちょっと気むずかしい党幹部なら、メディアの取材を嫌ったに違いない。こういうところが、いかにも気配りの武部さんらしい。苦労人だけに、優しいところがある。

 

 午後4時。汐留の某ホテルで行われた日刊工業新聞主催の販売懇話会総会で講演。タイトルは「ポスト小泉政権を語る」というもの。約60分、こぶしを振り上げながら、熱い思いをぶつけてきた。(*ほとんど、NHKの「青年の主張」みたいでした。)

 

 午後6時30分。ホテル・ニューオータニで開催された「清和臥龍の会」(森派衆議院1年生の会)に顔を出した。へえ、森派の衆院一回生って、12人もいたんだ。しかも将来性のある若手ばかり。立食形式の会場を埋め尽くした参加者の前で、森派幹部が次々に登壇した。森喜朗会長、中川秀直国対委員長、細田博之官房長官、町村信孝外務大臣、中山成彬文部科学大臣、小池百合子環境大臣、南野千恵子法務大臣、福田康夫前官房長官、安倍晋三幹事長代理、尾身幸次元科学技術担当大臣等々…。ふうむ、改めて見ると、かなり重量級の布陣だ。

 

 「うちのグループも捨てたもんじゃないな」と思いながら、回りを見渡していると、隣に立っていた世耕弘成参院議員が話しかけてきた。(*ちなみに、世耕氏は山本一太と会話を交わす度に(支配者の偵察ロボット)が近くにいないか注意深くチェックしている(笑))和歌山の盟友は、茶目っ気たっぷりにこう言った。「あのね、一太さん。7年前、僕が初めて政界に入って森派の会合に出たときには、他派閥に比べて心配なくらい(人材が薄い)気がしたんです。でも、気がついてみたら、次々に党や政府の重鎮が生み出されている。次世代のスター(安倍さん)もいる。小泉内閣の3年間って、大きかったんですね。」なるほど、そう言われてみればそうだ。清和政策研究会(森派)は、やはり「総裁派閥」だったのか。苦節3年(?)、とうとう「わが世の春」というヤツを迎えていたのか。