昼。友人のジャーナリストと赤坂のレストランでランチを食べていると、少し離れたテーブルに、河野洋平衆議院議長の一行が入ってきた。議長を囲んでテーブルについた10人ほどの人々は…ええと、恐らく議会スタッフとか、SPの人たちではないだろうか。いかにも河野議長らしい気遣いだ。食事を終えて店を出る前に(近くまでいって)「ぺこり」と頭を下げた。河野議長は、半分笑顔で「おい、ちゃんと予算委員会に出ないとダメだよ。」とおっしゃった。「ハイ、分かりました。」(*予算委員会のメンバーじゃないんだけどなー)と返事をした。やはり、息子(太郎ちゃん)と話すようなわけにはいかない。(笑)

 

 午後3時。某大手レコード会社幹部とのミーティング。日本と韓国での同時発売を目指している7枚目のオリジナルCDについて、最初の「突撃営業」を試みた。たまにはこんな打ち合わせがあると気分転換になる。国会議員による(前代未聞の)「メジャーレーベル・デビュー」(かいかくの詩:東芝EMI)に引き続き、政治家による(空前絶後の)日韓同時CD発売の実現に向けて、いよいよ最初の一歩を踏み出した。

 

 さて、数日前の新聞に、「石原伸晃氏、塩崎恭久氏、渡辺喜美氏らを中心とする中堅、若手議員15名の政策グループが発足した。2月中に初会合をやり、憲法や経済等についての勉強をスタートさせる」という記事が載っていた。かつて「明日の日本を作る会(だったと思う)」を立ち上げ、政策新人類として勇名を馳せた「次世代のスター軍団」が再始動する。自民党の世代交代を加速させるこの「新たな動き」を、大いに歓迎したい。

 

 石原伸晃氏や塩崎恭久氏、根本匠氏には「新世代総理を創る会」にも名前を連ねてもらっている。石原さんや塩崎さん、渡辺喜美さんなどは自民党のスター選手だ。自ら勉強会を主催したり、様々なグループをかけもちするのは自然の流れだろう。が、「創る会」が主催するセミナーでは、ぜひとも総理候補として「日本の将来ビジョン」を語って欲しいと思っている。

 

 先週の金曜日(だったと思うが)、ある団体の新年祝賀会で塩崎氏と一緒になった。さっそく、塩崎先輩とこんな会話を交わした。「塩崎さん、新しいグループを立ち上げたそうですが、新世代総理の会のほうもヨロシクお願いしますね。」「え、何のこと?」「ほら、15人で新しいグループを立ち上げるって新聞に出てたじゃないですか。」「ああ、あれ。昔の(明日の日本を作る会)をまたやろうって話だよ。」「そうですか。とにかく(新世代号)も活動を再開しますから。」「あ、あのキャンペーンカーか。会費は払ったけど、全然、地元(愛媛)に入って来ないじゃないか!(笑)車庫に眠ってるんだろう。」「す、すみません。必ず愛媛まで行きます。ご容赦を!(ふたたび笑)」

 

 同じ日の夕方、米国議会との議員交流の件で、河野太郎氏と電話で話をした。ふとこのグループの話を思い出した。そこで、こう聞いた。「ところで、太郎ちゃん。(明日を作る会)が新たに再スタートを切るって聞いたけど、当然、誘われてるよね。」「え?知らない。でも、以前、そんな話があったような気がする。」「そう、河野太郎は引っ張りだこだから、いろんなグループで(世代交代)の動きをするのはいいと思うけど、(新世代総理を創る会)のことはしっかり頼むよ。いろいろなこと(ポスターやパンフ、次世代号等)を一緒にやってきたし、あくまでこっちにプライオリティーを置いてもらわないと。セミナーもちゃんとやっていこう。」太郎氏は笑いながら言った。「大丈夫。それはわかってますよ。一太さん!」