本日午前10時。生まれて初めて「胃カメラ」という物体を呑んだ。喉に施された局部麻酔が効いているせいか、痛みはなかった。が、とにかく気持ち悪い。吐き気を抑えるのがひと苦労だった。鼻から呼吸が出来るということがこんなにありがたいものだったとは…今日の今日まで気がつかなかった。

 

 横になったまま、モニターの映像で自分の胃の中というものを(こちらも初めて)見た。カメラはところどころで(空気を入れたり抜いたりしながら)十二指腸の限界点までいったりきたりする。(ウエ、気持ち悪い。)ううむ。かなりきれいだな。ポリープも潰瘍も見つからなかった。

 

 カメラ撮影にも立ちあってくれた主治医(名医)の先生の診断によれば、「全く大したことはありません。胃の壁が少し傷ついていますが、こんなのはちょっとストレスがたまったりすると一晩で出来ます。潰瘍までいってません。少し食事に気をつけていれば、すぐに回復するでしょう。一応、薬を出しておきます。」とのことだった。大丈夫だとは思っていたが、少しだけホッとした。他の精密検査をする時間がなかったので、とりあえず血液検査のための採血をしてもらい、病院を出た。前回の精密検査は1年以上前。改めてどこかで「人間ドック」に入る必要があるだろう。

 

 胃の中の異物感を引きずりながら、都内某ホテルで行われている日韓議員連盟(外交・安保部会)の会合へ合流した。明日の外交防衛委員会の質問レクチャー(及び質問通告)や悪巧みのアレンジ等に忙殺されているうちに、夜になっていた。

 

 午後8時。新橋のカフェでHPの画面に向かっている。あと30分で、CS番組のスタジオ収録に入る予定だ。今回の「闘論、永田町!」のディベーターは民主党の長島昭久衆院議員。外交・安全保障問題の論客だ。よーし、相手にとって不足はない。