昼。高崎市内の定食屋で「ささみカツ定食」を食べた。お茶を飲みながら一服。食堂に持ち込んだ黒い鞄から愛用のパソコンを取り出した。

 

 さて、本日月曜日は街頭演説の日。午前7時前の新幹線で高崎に入るはずだった。が、目の前で予定の列車を逃した。結局、午前8時から始めるはずの街頭スピーチは40分遅れのスタートになってしまった。いつもより少し長めにマイクを握った。駅前広場の交差点近くに立ち、声を張り上げた。あれえ、時間帯が違ったせいか、駅の階段を下りてくる顔ぶれがいつもと違うぞ。若いサラリーマンから握手を求められた。通り過ぎる車の中から手を振ってくれる人もいた。

 

 演説の中身は先日の日朝協議が中心。最後に政治とカネの問題についても言及した。2年半後の選挙を少し意識して(?)今日はいつもと違うフレーズを加えた。「私はこの9年間、週末はほとんど休まずに地元に入っています。自分の後援会で国政報告をやったり、様々な団体の会で講演をやったり、支持者の方々の自宅を回って話をしたり、企業訪問をしながら経済の実態について聞いたりしながら、情報を収集し、様々な要望を国政に反映させようと努力してきました。結婚式でスピーチしたり、葬儀に参列したり、あらゆる機会に有権者の方々とコミュニケーションを取る努力を続けてきたつもりです。が、それでもこうして街頭に立って、自分の考えていることを直接、国民の皆さんに伝えるという政治の原点を忘れないようにしたいと思います。うちの事務所はあまりお金もないし、スタッフもギリギリですが、こうした活動を一生懸命積み重ねていきたいと考えています。雨が降ろうが、風が吹こうが、雪が降ろうが、必ず毎週ここに立ち続けます。山本一太のこともたまには思い出してください!」年配の女性がニコニコしながら通り過ぎていった。

 

 「それでは今回はこの辺で終わりたいと思います。お騒がせを致しました!」ペコリと頭を下げて演説を締めくくった。タクシー用駐車場の前で聞いていた10名ほどの運転手と、足をとめて耳を傾けてくれていた7,8名の人々から小さな拍手があった。

 

 「ささみカツ」、美味しかったなー。さて、エネルギーも補填したし、そろそろ午後の街に飛び出すことにしよう。続きは次回のレポートで。