朝8時30分。党本部の国防・外交部会。国籍不明船による領海侵犯事件について外務省・防衛庁から説明を聞いた。出席した議員からは、日本政府の対応について次々に厳しい意見が出された。「潜水艦が発見されてから海上警備行動の発令までこんなに時間がかかったのはなぜなのか?」「仮に中国の潜水艦だとすると、毅然たる態度を取るべきだ。」「海上警備行動発令のシステム自体を見直すべきではないか。」

 

 この潜水艦は中国海軍のものである可能性が極めて高い。小泉総理の靖国参拝問題や海洋資源問題をめぐって、日中間には冷たい空気が流れている。そんな中、今月下旬にはチリで行われるAPEC会合で日中首脳会談がセットされる見込みだ。うーん。中国政府は、なぜこんな微妙な時期に、このような不可解な(挑発的な)行動に出たのだろう? 胡錦涛ー温家宝体制は、まだ軍部の強硬派を完全にコントロール出来ない状態なのかもしれない。何はともあれ、潜水艦の国籍が中国だと判明した場合には、中国政府に対して「謝罪」と「真相究明」を強く求めなければならない。

 

 午前10時から約1時間の本会議。終了後、衆議院の第一議員会館1階の会議室で行われた「新世紀の安保体制を確立する若手議員の会」世話人会の打ち合わせへ。代表の武見敬三氏、前原誠司氏、石破茂前防衛庁長官等、6,7名の幹部が集まっていた。

 

 15分ほど議論に参加し、党本部へ。同じ会の会議室で行われていた高崎土木建築業共同組合の陳情会、群馬県議会1ー2期生研修会に続けて出席。続けて都内某ホテルで開催された全国基地協議会の要望懇談会に顔を出し、短い挨拶をした。

 

 夜は、いわゆる「横メシ」(英語)の会合。稚拙な英語で自分を表現しなければならない。いつものとおり、2倍から3倍のエネルギーを消耗した。それでも、美味しい焼き鳥を食べながら、歯ごたえのある(?)議論を楽しんだ。店を出たのは午後10時30分。3時間を超える夕食会なんて、政治家になってからはほとんど記憶にない。