午後10時30分。東京の部屋でパソコンを操作している。午後8時30分からの安倍氏の慰労会が急遽、キャンセル(延期)になった。そのこと自体は残念だったが、午後6時30分からセットしていた2人のジャーナリストとの夕食会のほうは、じっくり時間を取ることが出来た。ゆっくりと食事を取りながら、約3時間、北朝鮮情勢や今後の政局、国連改革から初めてのデートに至るまで、様々な話をした。心地のいい空間だった。

 

 午後5時。菅原一秀衆院議員が議員会館の事務所を訪ねてきた。40代の菅原氏は東京都選出。「新世代総理を創る会」の主要メンバーの一人。地盤も看板もないところから赤い絨毯まで攻め上ってきた情熱的行動派だ。今後の創る会の活動や、今晩行われるはずだった安倍氏を囲む会合等について話し合った。菅原さんからは、数週間前(*たしか、自民党の大物議員グループから「中二階と言い出したヤツは許せない」という意味のコメントがあった日の夜だったような気がするが)、携帯に電話をもらった。「あ、一太さん。中二階のことがかなり話題になってますね。いろいろ言う人もいるでしょうが、やっていることは正しいと思います。頑張ってください!」という激励だった。

 

 今日の会話の中で、菅原氏から改めてエールをもらった。「今の政界を見渡してみて、山本一太より行動力のある議員は見あたらない。これは正直な気持ちです。出来上がった舞台に乗ってその場でしゃべる人はいても、時間をかけて舞台装置を準備出来る人は少ない。応援しますから、自信をもってそのままやってください!」半分以上お世辞だと分かっていても…この言葉はとても嬉しかった。