午後3時。衆議院の第二議員会館(第一会議室)で行われた「国連改革推進議員連盟」の設立総会に出席。司会を務めた。ずっと心に描いていた超党派の議員連盟が、無事に発足した。参加したのは衆参議員25名。秘書の代理出席を含めると65名になった。月曜日で、しかも各党の様々な行事が重なっていたにしては、まずまずのスタートだと思う。議連の呼びかけ人は50名。現時点ですでにメンバーは70名くらいになっているようだ。これから人数は更に増えていくだろう。

 

 総会では、自民党の安倍晋三氏(党幹事長代理)、民主党の前原誠司氏(党ネクスト外務大臣)、公明党の高木陽介氏(党広報局長)の3名を議連の共同代表とすることを決定。幹事長は山本一太、3人の事務局長として、自民党の河野太郎氏、民主党の長島昭久氏、公明党の遠山清彦氏という人事がそれぞれ了承された。

 

 まず、三人の代表から短い挨拶をもらった。引き続き、今後の議連の活動について出席メンバーの間で「平場の議論」をやった。以下のような活発なやり取りがあった。「安保理をめぐるいろいろな動きがある。まず、正確な事実を把握することが重要だ。」「安保理改革には様々な問題がある。これだけのメンバーが揃ったのだから、チーム分けして進めていくことも検討してはどうか。」「当選したばかりで、まだニューヨークにも国連にも行ったことがない。ぜひ、この議連でそういう機会を設けて欲しい。」「安保理改革は重要だが、それだけに絞ってしまうと、活動のスコープが狭くなる。」「いや、かえって、広げてしまうと議連の活動がぼやけてしまう。まず、川の向こう(常任理事国入り)に渡るための活動をしながら、渡った後のことを考えるべきだ。」「日本の常任理事国としての役割を考えていく上で、憲法改正の問題も議論すべきだ。」「憲法改正と常任理事国の問題は切り離すべきだ。むしろ、現在の憲法下でも常任理事国になる資格と能力があるということを明言したほうがいい。」

 

 安保理改革及び日本の常任理事国入りを支持すること。そのために議員連盟として具体的な活動を行っていくこと。同時に、常任理事国としていかなる役割を果たしていくのかについても議論し、内外に発信していくことーという活動の趣旨についての異論は、一切なかった。次回は、11月中旬にニューヨーク国連代表部の北岡伸一大使をゲストに迎えて開催することについても了承を得た。本日の設立総会で出された意見を踏まえ、第2回の会合で(あるいはこの会合の前に?)外務当局から安保理改革の現状について説明を聞くことになるだろう。それにしても、これだけいいメンバーが集まったら、いろいろな形の発信が考えられる。さあて、これからが「アイデア玉手箱」(*ヤマイチと並ぶ山本一太のニックネーム)の腕の見せどころだ。

追伸:今晩8時30分から、都内で安倍幹事長代理の「慰労会」を計画していた。約20名の若手・中堅議員が集まることになっていた。が、急遽、延期することになった。午後1時過ぎに、主賓として招いた安倍さんから、次のような電話があったからだ。

 

 「呼んでもらったほうがいうのも悪いんだけど、地震で被災して苦労している方々がいる。こんな雰囲気の中で、今晩、若手がワイワイ会合を持つのは、ちょっと控えたほうがいいんじゃないかな。出来れば延期したほうがいいと思うよ。」という話だった。いかにも安倍さんらしい的確な判断だと思った。「分かりました。これから大至急でみんなに連絡します。」と答えた。

 午後5時45分。安倍氏から再び携帯に電話が入ってきた。こんな短い会話を交わした。「あ、幹事長代理。午後3時の国連議連のほうは、ありがとうございました!今晩の慰労会のほうは、全員に延期の連絡をしておきました。ぜひ、改めて時間を作ってください。」「うん。ありがとう。会合のほうは、また機会を改めて、ね。」