昼。地元の秘書2人と高崎の定食屋に立ち寄った。「さけ定食」をきれいに平らげ、こぶ茶を飲みながらパソコンに向かっている。

 

 本日は早朝の新幹線で地元入り。午前8時過ぎから高崎駅周辺の街頭演説に立った。小雨の中でマイクを握り、改造人事について話した。「今回の人事で最も良かったのは、安倍幹事長が責任を取って辞任したこと。閣僚は、小泉首相が派閥の意向を無視して勝手にやっているようで、こちらもいい傾向だと思います。誰がどの大臣になるのかは、全く分かりません…」

 

 街頭スピーチを終え、高崎の企業回りを始めたところで、「党三役人事」の情報が飛び込んできた。党三役には実力派のベテランが任命された。そのことはどうでもいい。驚いたのは、安倍晋三氏が幹事長代理になったこと。うーん???せっかく責任を取って幹事長を退いたのに、そのまま(降格人事で)幹事長代理に就任とは…。これは本当に(あのさっぱりした)小泉総理の意向なのだろうか。総理のことは好きだけど、この人事はいただけない。なぜ安倍さんをこんな「中途半端な状況」に追い込まなければいけないのか…理解出来ない。

 

 これから挨拶に回る地元企業経営者から必ず聞かれるだろう。「一太さん、なんで安倍さんは幹事長代理なんて受けたんだい?」こう説明することにしよう。「いや、安倍さんはちゃんと責任を取りました。党役員にとどまったのは、小泉首相から相当強い要請があったからでしょう。安倍さん、律儀で優しいところがある。そこがまた、いいところなんです。」ううむ、苦しい!!!

 

追伸:この件については、次回のレポートで改めて書くことにする。