午後1時の葬儀をはさんで、朝から終日、前橋市の企業後援会を回った。国会開会中はなかなか戻って来れない平日を使って、出来るだけ多くの支援企業の訪問をすませておく必要がある。本日最後の会合は、初めて本人出席した「群馬県薬種商協会」の懇親会。予定の新幹線に乗るため、挨拶の順番が来る前に会場を離れる羽目になった。くっそおー、せっかく無理して顔を出したのに!

 

 東京に向かう夜の新幹線の車中で久し振りにパソコンを取り出した。夜8時から、某ホテルの喫茶レストランで、(数ヶ月ぶりに)スウェーデン人インターンと会うことになっている。7月のワシントンDC訪問の際、米国議会の実力者であるルーガー上院外交委員長と会談出来たのは、彼の努力があったからだ。ルーガー委員長との間で合意した「北朝鮮問題に関する日米有志議員によるフォーラム構想」のフォローアップについて相談する。

 

 さて、9月末に内閣改造が行われるのは間違いないようだ。正直言って、今回の党人事にも、内閣改造にも、ほとんど興味がない。大臣も副大臣も自分には全く縁のない話だし、安倍晋三氏の幹事長就任に匹敵するようなサプライズがあるとも思えない。唯一、関心があったのは安倍幹事長の去就ぐらいのもの。が、安倍さんが幹事長を辞任することは、100%確実になった。(*当然でしょう…安倍氏は平気でウソをつく旧世代の政治家とは違う!)安倍氏の辞任を受けて、新しい党三役がどうなるかなどということには関心がない。この人事で、自民党のイメージが好転することはあり得ないと思うからだ。

 

 内閣改造については、党内に「若手の抜擢を求める」とかいうグループもあるようだ。が、個人的に言うと、小泉総理は今回の組閣で若手を無理に抜擢する必要はないと考えている。小泉内閣は、すでに40代の安倍晋三氏を党幹事長に抜擢し、石原伸晃大臣を作り、石破茂防衛庁長官を任命し、茂木敏光大臣を登用し、小池百合子長官を誕生させた。小泉首相は、これまで十二分に適材適所の若手を大抜擢してきた。総理が「老壮青のバランスを取る」というなら、それはそれで一向に構わない。重要なことはただ一つ。小泉さんが、これまでどおり「各派閥から提出された候補リスト」を無視して、自分自身の判断で閣僚を決められるかどうかだ。(*もちろん、そうするに決まっている。)

 

追伸:本音を言うと、陰で「小泉首相はバカだ」と囁いたり、公然と「ドンキホーテ」だと批判している政治家が内閣に登用されたら、(損得抜きで総理を応援してきた立場からすると)ちょっとだけ不愉快に感じるだろう。が、まあ、大したことではない。すべて総理が戦略的に決めればいいことだ。




 これ以上の若手・中堅の抜擢は特に必要ないと思うが、金融・経済のスペシャリストである塩崎恭久衆院議員とか、明日からでも外務大臣が出来る舛添要一参院議員(あるいは武見敬三参院議員)のような「本当に能力のある人材」が登用されたら、それはそれで内閣の目玉になるかもしれない。