朝8時。大阪のビジネスホテル一階の喫茶レストランで朝食セットを食べた。熱い紅茶を飲みながら、キーボードに指を走らせている。本日はこれから新大阪駅へ行き、「くろしお号」で和歌山へ移動する予定だ。「新世代号」を駆って和歌山市内3カ所で街頭に立ち、午後から大阪市に入るという流れだ。出発まであと30分以上ある。昨日賭けなかった滋賀県のキャンぺーのことをサッと振り返ってみたい。

 

 昨日(9月2日)は、駐日フランス大使との朝食会でスタートした。午前8時。お洒落な家具の並ぶ都内の大使公邸でスクランブルエッグとベーコン、フルーツに野菜というシンプルな(でも美味しい)朝食を食べながら、学者肌のフランス大使と、国連の安全保障理事会改革に対するフランス政府の立場、日仏関係の現状、フランス社会が直面する問題等についてテンポ良く議論を交わした。会話はすべて英語。フランス大使館の若いスタッフと山本事務所のフランス人インターンA氏(欧州問題担当)が同席した。

 

 午前10時。議員会館事務所で秘書と打ち合わせ。先日まで中国に帰国していた中国人インターン(早稲田大学大学院留学中)の彼女が久々に顔を見せた。とても元気そうだった。

 

 午前11時。東京駅から新幹線で京都に向かった。京都駅で山陽本線に乗り換え大津へ。大津駅の改札口には上野賢一郎氏本人が迎えに出ていた。最初の遊説会場までの約30分は、音楽もかけず、マイクも握らず、ひたすら上野氏の置かれている現状や心情について聞いた。「政治をあきらめるつもりはありません!」力強い言葉だった。

 

 最初の街頭演説会場(JR樫田駅前)に到着するや否や、政治家モードにスイッチ。その後は上野&山本コンビで遊説しながら、合わせて5カ所の街頭アピールをこなした。滋賀県の有権者の反応はまずまず。特に草津駅の周辺には思った以上の聴衆が出現した。上野氏はキャンペーンカーの中でも終始マイクを握り、「上野賢一郎です。前回の参院選挙では皆さんのご支援をいただきながら、私自身の力不足で厳しい結果に終わりました。が、これをバネにもう一度頑張りたいと思います」と訴えていた。

 

 瀬田駅の前でも、石山駅バスターミナルの前でも、「賢一郎さん、頑張ってね」とか、「上野さん、しっかりやれよ」と声をかけてくる人がいた。前回の選挙の熱はまだ残っている。上野氏の地元の同級生やJCの仲間もボランティアで応援にかけつけていた。各地域の自民党市会議員、また、宇野代議士や山下英利参院議員の地元秘書も顔を見せていた。上野賢一郎、頑張れ!!国会議員に当選したら(グループの仲間と相談して)すぐさま「若手総理候補リスト」に加わってもらうことにしよう。

 

 と、ここまで書いたところで、ホテルを出る時間になった。和歌山と大阪でのキャラバンの模様は本日夜のレポートで…と言いたいところだが、無理だな。今晩中に、明日(9月4日)地元で開催される「高崎野外ロックフェスティバル」の2番の歌詞を書き、新曲のメロディーを頭にたたき込まねばならない。明日は応援に来てくれるミュージシャン3名とともに早朝から東京の音楽スタジオに入り(*たった一回、しかも2時間の練習でやろうってんだから無茶苦茶な話だ)、そのまま東京駅から新幹線に乗る。ま、なんとかなるとは思うんだけど、心配なのは痛めたこの「こえ」が一晩でどこまで回復するか、だ。うーん。マスクでもして寝たほうがいいかなあ。