夜。吾妻郡中之条町の町長の後援会が主催した「感謝と希望を語る夕べ」に出席。町長後援会の役員会のような会合を想像していたが、実はずっと大きなイベントだった。会場となった吾妻文化会館大ホールには、500名を超える町民が集まっていた。

 

 中之条町長は40歳。半年前に行われた町長選挙で、誰もが盤石だと思った現職の厚い組織を相手に圧勝し、鮮烈なデビューを飾った群馬県最年少の首長だ。うちの実家は、もともと草津温泉の老舗旅館。新町長も四万温泉で旅館を経営している。以前は吾妻郡の山本一太を応援する若手グループの幹事長を務めてくれたこともある。群馬県の観光について熱く語り合う仲だ。その自分にとっては弟のような存在の町長(*まあ、こっちがそう思っているだけかもしれない)から講演の依頼があった。これは顔を出さないわけにはいかない。

 

 会合では、まず若々しい容貌の町長が挨拶。続いて、町長が公約した5つのプロジェクトのために任命された部会長が次々演壇に立ち、プロジェクターを使いながら、それぞれの計画の現状と今後の方向性について報告をするという形で行われた。ふうむ。こんな町政報告会は見たことがない。新しいタイプの「タウンミーティング」町政に感銘を受けた。さすがはニューブリード(新世代)町長。センスがいい。5人のプレゼンテーションには様々なアイデアがつまっていた。会場の雰囲気もいい感じ。まさしく町民参加型の政治集会だった。

 

 5人の発表が終わった後でステージに立った。「政治はどうなる」というタイトルで、約50分の講演をやった。途中で帰る聴衆はほとんどいなかった。最後まで熱心に耳を傾けてくれた。スピーチを終え、町長とガッチリ握手。そのまま地元秘書の車で高崎駅に向かった。ほぼ予定どおりの(午後10時過ぎ)新幹線をキャッチした。

 

 東京の部屋にたどり着いたのは午後11時過ぎ。熱い紅茶を一杯飲み、それからパソコンのスイッチを入れた。え、午前12時から男子マラソンの生中継があるって?ああ、やっぱり今晩も12時前には寝られそうもない。(*あいたた、連日の寝不足のせいか、身体の節々が痛い。)

 

追伸:明日は午前8時過ぎの新幹線で愛知県(安城市と名古屋市)に向かう。愛知選出の盟友、大村秀章衆院議員が準備を整えて待っているはずだ。大村さんと2人で街頭アピールをぶちかます。もちろん、「新世代号」のステージの上で。