朝。「ねえ、時間、遅れてるんじゃない?」という妻の声で意識が戻った。「あ、やっばい!」ベッドから跳ね起き、モウロウとした頭で顔を洗い、歯を磨き、背広を着て、ひげ剃り(3枚刃)とシェービングクリームをお気に入りの黒いカバンに突っ込んで、巡航ミサイルのような勢いで、外に飛び出した。東京駅構内の売店でヨーグルトパンとストレートティーと朝刊5紙を買い、予定より40分「遅い」新幹線に飛び乗った。「あーあ、今日はギリギリの日程なのに。また、地元スタッフに迷惑かけちゃうよなー」と思いながら、車中のトイレに行き、素早くシェービングをすませた。(*くそっ、ちゃんと午前5時に目覚ましをかけておいたんだけど。あいた。水で髭をそるのは難しいぞ。)

 

 高崎駅で待機していた秘書の車で県都前橋へ。午前中は前橋市内を回り、午前11時30分過ぎに「群馬県戦没者追悼式」の会場に到着。セレモニーが始まる直前まで会場内を歩き、出席者に挨拶した。「あ、山本一太だ。」選挙区での知名度は、自分がイメージする数値の30%くらいまでは到達しているようだ。午後12時の黙祷で追悼式がスタート。献花を終え、再び「新盆回り」を再開した。時間をセーブするためにコンビニで「おにぎり3つと温かいお茶」を買い、車の中で遅い昼食をすませた。あとは「ノンストップ」状態。勢多郡、渋川市、群馬郡、北群馬郡、富岡市を回り、高崎駅から午後8時の新幹線をキャッチした。自慢じゃないけど、うちのスタッフは機動性が高い。

 

 腕時計は午後9時20分を表示している。とっくに東京に着いているはずだが、まだ新幹線の車内にいる。列車は、大宮と上野の間で停車したままだ。先ほどのアナウンスによれば、上野駅と東京駅のすべてのホームに新幹線が止まっているとかで、全体のスケジュールが30分以上、「遅れて」いるらしい。やっぱり大宮駅で在来線に乗り換えたほうが早かったな。これは。さて、いったい何時に降りられることやら。ま、たまにはこんなトラブルもある、か。

追伸:追悼式の会場で、仲良しの県議(兄貴分)に会った。「なに。参議院選挙の結果について、一太さんにいろいろ文句言ってる人がいるんかい?」「いいえ。別に直接言われたことはありません。でも、スポーツ紙に(山本参院議員に風当たり)みたいな記事が出たので、一応、HPで反論しておいただけのことです。」「なら、いいけど。とにかく、オレも山本一太の国政レポートは毎日、読んでるからさ。」ふうむ。国政レポートの視聴率は県内でも明らかに上がっているようだ。そう言えば最近、支持者からよくこんなことを言われる。「一太さん。あそこまで書いて大丈夫かい?レポート読んでるとさー、時々心配になっちゃうよ。」