臨時国会最終日。午前10時からの本会議で閉会手続き。10月(?)の通常国会まで久々の長い「夏休み」だ。この間、新しいキャンペンカー「新世代号」による全国キャラバン、シリアで行われるアラブ若手リーダーとの会議、新たなネットワーク造りのための韓国訪問(未定)等、幾つかのイベントが計画されている。その間隙を縫って、地元の「お盆回り」や企業訪問、後援会関係者への挨拶や街頭演説等をこなさなければならない。8月末には、毎回予定の合わない「TVタックル」のスタジオ出演(収録)も予定している。(*いつも誘っていただき、ありがとうございます。スタジオは久々だなあ。)

 

 永田町では9月下旬の内閣改造を前に様々なグループの動きが出てきたようだ。ほとんどは「ポストを意識した」パフォーマンスの色彩が強い。それに比べると「新世代総理を創る会」はいいよなー。政権批判でもなければ、総理に取り入ろうという魂胆でもない。唯一の目的は、ポスト小泉に「新世代の総理を創る」こと、すなわち、世代交代の実現だ。改造やポストのことなんか一切気にせず、思い切ってキャンペーンを展開したい。とにかく「行動」しなければ何も起こらない。9月の改造人事の結果を見極めてから動こうなどという中途半端なやり方では、永田町はもちろん、賢明な国民のハートに響くはずがない。8月末から9月初旬にかけて、いよいよ「新世代号」によるキャラバン(第一弾)がスタートする。読者の皆さん、近くに行った時は、ぜひ応援してください!!

 

 さて、9月の内閣改造で話題になっているのが、安倍晋三幹事長の去就だ。結論から言うと、安倍幹事長の続投はあり得ない。そう確信している。もともと安倍氏は参院戦敗北の責任を取って(7月12日に)スッキリ辞任したいと考えていた。にもかかわらず、幹事長職にとどまったのは、青木参院幹事長の責任問題に繋がることを恐れた一部の偉い人々から無理矢理止められたからだ。本人にすれば不本意だったに違いない。「じくじたる思い」で毎日を過ごしているのではないか。

 

 その安倍氏が「約束を守らない旧世代の政治家」と同じことをするはずがない。そんなことをすれば、安倍晋三幹事長まで「同じ穴のムジナ」(不透明な政治家)みたいに思われてしまう。安倍晋三という政治家の持つカリスマと国民的人気は失われ、自民党は新世代民主党に対抗出来る数少ない「切り札」を失うことになる。安倍さんは閣僚就任も固辞すると見ている。たとえ小泉総理から強い要請があったとしても、受けないと思う。また、小泉首相も、嫌がる晋三氏を無理矢理に引き留めるようなことはしないだろう。考えてみてほしい。小泉さんが同じ立場(幹事長)だったら、誰が何と言おうと、とっくに潔く辞めているはずだ(笑)

 

 安倍さんには、この機会にしっかり「充電」してもらいたい。自らの政権構想を固め、派閥を超えた若手議員とのネットワークを広げ、胆力と覚悟を養い、次期総理としての本格的な準備を整えてほしい。政界の安倍ファンは皆、そう思っているはずだ。(自分が言うのは僭越だが)ここでいったん身を退くことが、安倍氏自身のためになある。それは同時に、自民党全体のためでもある。

 

 もう一度言っておこう。安倍幹事長の続投なんて、あるわけがない!! 安倍さん、次回(9月)には、ちゃんと本意を貫いてください!!