朝の新幹線で上毛高原駅に向かっている。長年お世話になった利根郡某町の前後援会長の弔問にうかがうためだ。そのまま東京にトンボガエリして午後の予定に突入する。「この列車には車内販売がありません」というアナウンスを聴き、怒りに身を震わせている(笑)あー、紅茶、飲めないな。

 

 さて、昨年4月のこと。参院自民党内で「幹事長任期(1年)はそのままで、議員会長任期のみを3年に延長する」という極めて不可解な改正が行われた。それまでの議員会長に関する規定は「任期は1年で、再選を妨げない」というものだった。あちこちを飛び回って当時のいきさつを調べてみた。が、どんな角度から見ても、この規則変更にはきちんとした理屈がない。この問題についての意見を集約するため、当選期別の会議も(自分の記憶にはないが??)開かれたようだ。この改正について執行部会や期別会議でどんな説明が行われたかについても正確に把握している。どう考えても、改正を正当化するために作られた「後づけの理由」だ。




 期別の会では「幹事長が1年なのに議員会長だけ3年はおかしい」という異論を唱えた議員がいた。が、こうした意見は封殺された。さらに驚くのは、議員会長の任期が1年だとすると、前議員会長の任期は今年の6月でいったん終わるはずだった。当然、前会長がそのまま再選される可能性だってある。

 

 ところが、当時の改正では「選挙のある年は選挙後まで現議員会長の任期を延長する」という規定まで加えられた。つまり、この改正はその時点から1年後の参議院選挙の後で新たに議員会長になる予定の人物のために行われた。「3年間の議員会長、そしてその後の議長」という流れを作るために。これ以外の結論は導き出せない。

 

 もうすぐ熊谷駅を通過する。本日の朝刊にサッと目を通しておこう。続きは次回のレポートで。