朝の新幹線で高崎に向かっている。今日は金曜日。土曜日ではないが、自民党群馬県連主催による参議院選挙の出陣式と聞けば、平日でも(万障繰り合わせて)出席しないわけにはいかない。時折、眠気が襲ってくる。寝過ごしたら大変だ。東京の秘書に電話して、午前10時に携帯を鳴らしてくれるよう頼んだ。

 

 ところで、「新世代総理を創る会」は、自分一人の力で立ち上げたわけでは(もちろん)ない。会の活動の柱であるインターネット上の仮想選挙(ネット総裁選)は、5年前に山本・世耕コンビで実験的に実施したもの。以来、2人で本格的なネット選挙の構想を温めてきた。また、先の総裁選挙で若手の候補者を擁立しようとして失敗した河野太郎氏、菅義偉氏、大村秀章氏の3人には、「小泉総理が再選されたら、改めて一緒に次世代総理候補を作るプロジェクトをやろう」と約束していた。こうしたメンバーと相談、協力してスタートさせたのが「創る会」だ。

 

 ただし、(「対北朝鮮外交カードを考える会」の場合と同じく)この会の名称を考え、趣意書を書き、その趣意書を持って20名以上の議員に直接会って会の趣旨を説明し、参加を呼びかけた張本人は自分だ。さらに、この会の活動経費をまかなう寄付を募るために、一人一人の議員にアポを取って営業したのも山本一太という政治家だった。だから、この会の活動に賛同し、チップイン(ポケットマネーの寄付)までしてくれた仲間たちの心意気に報いるために、事務局長として必死に汗をかかねばならないと思っている。

 

 「創る会」がリストアップした新世代総理候補は24名。そのうち会のメンバーは21名。残りの3名は会に参加していない。が、安倍幹事長には米国に向かう飛行機の中で、野田聖子氏には政策秘書を通じ、渡辺喜美氏には本人をつかまえて、了解を得た。別に会の活動に加わってもらうわけではない。こちらで勝手に作ったリストに名前と写真を入れさせてもらうだけだ。迷惑はかからないだろう。(*3人ともスターなんだからしょうがないでしょう。)この24名の「新世代総理候補リスト」は、どこかのタイミングでこのレポートに掲載しようと考えている。おっと。高崎駅が近づいてきた。続きは次回のレポートで。