午前から午後にかけて久々に長い本会議。午後の本会議では懸案の(?)委員長報告をやった。参院議長から呼ばれるのを待って演壇に上がり、ゆっくりしたペースで(丁寧に)委員長報告を読んだ。野党席からの野次はなかった。演壇を降り、本会議場の自分の席に戻る途中で、民主党若手の榛葉加津也議員の声が聞こえた。「ペースがちょうど良かったぞお。」野党席にペコリと一礼してから席についた。

 

 午後3時30分から「新世代号」デザインのコンペ。党本部の8階(通称リバティー)に「新世代総理を創る会」のメンバー5名とコンペに参加する大学生グループ4組が集まった。コンペのジャッジ(審判)は、プロジェクトの責任者である小林温氏、水野賢一氏、山際大志郎氏、河野太郎氏、山本一太という面々。各チームとも、ビデオプロジェクターとパソコンを駆使しながらの熱演だった。学生達のセンスの良さとプレゼンテーションの巧みさにちょっぴり感動。日本の未来は思ったより明るいかもしれない。車チームの担当である中山泰秀氏と菅原一秀氏が衆院厚生労働委員会のゴタゴタで出席出来なかったのが残念だった。

 

 コンペ終了後、当初は予定になかった河野太郎氏と水野賢一氏が担当する「ポスター&ビラ」チームのポスターとビラのデザイン案もこの場で登場した。予想以上にカッコいい出来だった。5月6日の創る会の事務局総会で最終デザインを決定することになるだろう。5月26日夕方の「新世代号」デビューには何とか間に合いそうだ。

 

追伸:夜。都内のレストランで大村秀章氏、河野太郎氏と急遽、夕食を食べながらの打ち合わせをやった。河野代議士がちょっと心配そうな顔でこう言った。「一太さん。参議院自民党の中で偉い人に睨まれて、相変わらず嫌がらせとかお叱りとかを受けてる?」「うん、陰湿な嫌がらせとか足を引っ張る動きは相変わらずあるけど…どうして。」「いや、知り合いの新聞記者とかが、一太さん、持ちますかねえとか言ってるからさ。」「大丈夫だよ。ちっとも気にしてないから。持ちますかって、最初から覚悟を決めてやってるんだから、無理に長く持たせようなんて思ってないしね。」

 よく「あんたのあの政治行動がひんしゅくを買っている」とか「山本の仲間が呼ばれて叱られた」ということは聞くが、自分が偉い人から直接呼び出されて怒られたり、執行部から注意されたりすることは(不思議なことに)ほとんどない。だいたい、今の参院自民党の中で、額に「狂の紋章」が浮き出ている山本一太に正面から喰ってかかってくるような迫力を持った参院議員がいるとは到底思えない。そんなエネルギーがあったら、こんな停滞の府のルールに安住しているはずがない。