朝8時。党本部で防衛政策検討小委員会。いったん議員会館の事務所に戻り、午前10時からの本会議に向かった。本会議散会後、同期の鈴木政二参院議員から呼び止められた。自民党国対(*業界用語:国会対策委員会の略)を実質的に取り仕切る(?)党人派の熱血漢だ。思った通り、委員長報告の後で野次を飛ばした野党席を睨めつけた件だった。「いっちゃん。分かってると思うけど、野党のほうでもいろいろ言ってくる人がいてさあ。これから委員長報告はゆっくり、分かり易く読んでよ。」「余分なことで迷惑をかけて申し訳ない。でもね、政二さん。委員長報告はスピーディーにやれって皆が言うから…」「分かってるって。でも、まあ、頼むわ。」「分かりました。今度は丁寧に読みます。」

 

 本会議の委員長報告を早く読んだ理由はシンプルだ。閣僚の答弁が長引いたりすると本会議が予定どおり終わらないこともある。委員長報告は単なる儀式だから、儀式の部分は出来るだけスピーディーにすませたほうが全員のメリットになる。そう考えたからだ。(国会議員は皆、忙しい。)が、普通の委員長の3倍くらいの早さで読むのだから、聞きにくいことは確かだ。次回からはスピードを落とすことにしよう。委員長の「お仕事」は丁寧にやらねばならない。

 

 本会議の後、参議院側の玄関で待たせてあった車に乗り、東京駅へ。地元行きの新幹線をキャッチした。テレビ出演のために延期した今週の街頭演説の埋め合わせをするためだ。時間帯を考え、今回は(高崎駅周辺ではなく)前橋県庁前でマイクを握った。20分ほどで遊説車の回りに20名くらいの聴衆が出現した。通り過ぎる車の中から手を振ってくれる人も結構いた。驚いたのは声を聞きつけた女性支持者がわざわざ見にきてくれたこと。なかなかの手応えだった。

 

 午後1時過ぎ。高崎駅のホームで弁当を買い、東京行きの列車に乗った。ダメだ。食事をしたら睡魔が襲ってきた。続きは次回のレポートで。