午前10時から約5分の外交防衛委員会。内容は防衛庁長官による法案の趣旨説明だった。委員会が終わるや否や、待たせてあった委員長車で東京駅に向かった。高崎に向かう新幹線の車中で温かい紅茶を注文。パソコンのキーボードを叩いている。

 

 朝からどうも気分が優れない。昨晩中にやらねばならなかったことを先延ばしした。ちょっとした自己嫌悪のせいかもしれない。政治の世界は毎日が小さな権力闘争で、勝ったり負けたりする。気力も体力もボロボロの状態で戻ってきた日は、文章なんか一行も書きたくない。そんな時は気力を振り絞ってパソコンを開く。調子が悪くて守りに入りたい気持ちになった時ほど、攻めなければならない。

 

あ、もう高崎だ。レポートの続きは東京に戻る新幹線の中でしたためよう。

追伸:

1.ここからは東京へ向かう列車の車中からのレポート。お世話になった方の葬儀に顔を出し、高崎から再び新幹線に飛び乗った。駅の売店で「午後の紅茶」(ストレート・ティー)を買い、マックを起動させた。

2.昨日、本会議場で野党席を睨みつけたこと(?)が問題になっている(?)ようだ。答弁席で暴言を吐いたわけでもないし、余分な発言をしたわけでもない。過去に同じような行動を取った議員もいた。こんなことだけでクレームがつくはずがないと思うけど、何か違う意図があるのだろうか。いずれにせよ、委員長として大人気ない対応だったことは認めます。次の委員長報告はゆっくり、丁寧に読むことを心がけよう。野次られて怒ったりするのは余裕がない証拠だ。反省!!

3.停滞の府と呼ばれる参議院には、目立てば目立つほど、発信力が強まれば強まるほど「息がしにくくなる」という特性がある。マイナーリーグのハンデを背負って(コンプレックスはないけど)、様々な圧力や制約の中でどうやって政治家としてのメッセージを発信し続けるか。知恵と行動力が試されるゲームだ。HPのフロントページに掲げられた「政治活動終了時計」を眺めながら改めて思った。「あと3年。自分は政治家として自分の使命だと信じることをやる。ポストのために国会議員になったわけではない。どんなに妨害されても、どんなに叩かれても直滑降を貫く。この覚悟さえしっかりしていれば、恐れるものは何もない。」そうだ、ブルーになってる暇なんてなかった。 

 

4.自分が世の中で一番嫌いなタイプの人間(政治家)は、自分より弱い立場の人間に攻撃を加えたり、責任を押しつけたりするくせに、自分より強い立場(権力のある)の人間に対しては、逆におべっかをつかったり、ペコペコしたりする輩だ。山本一太は人間としても政治家としても極めて不完全な存在だから、しょっちゅう間違いも犯すし、知らず知らずのうちに他人に迷惑をかけてしまうこともある。

 自分が間違っていたと思う時は、そのことを素直に認めて謝ったり、やり方を変えたりする。人間として当然のことだ。が、前述のタイプの人間が不条理な理由で(卑劣な手を使って)圧力をかけてきた場合は、何があっても屈しない。そこで屈服するようなことがあったら、自分の存在そのもの(命そのもの)を自己否定することと同じだからだ。

 

 そういうやり方で迫ってくる「弱いものイジメ政治家」「内弁慶政治家」を見ると、激しい嫌悪感をおぼえる。全身全霊をかけて(どんな手段を使っても)相手の政治生命はもちろん、社会からその存在を抹殺したいと思うくらいの激しい怒りがこみ上げてくる。「バッジなんか外れてもいい。最後は相討ちになっても、やっつけてやる!!」こんな強烈な感情(狂のDNA)がどこから来るものなのかは分からない。ふうむ。きっと前世で起こったことと関係がある。きっとそうだ。

 

5.それにしても、相変わらず姑息なやり方で人の発言を封じ込めようとする連中がいる。性懲りもなく。よく、そんなこと考えている暇があるもんだ。