朝の新幹線で高崎に入った。本日の主要なイベントは3つ。午後2時から下仁田町で行われた元大物県議の叙勲祝賀会、午後5時から前橋市で行われた企業関係者による後援会総会、そして午後7時過ぎに飛び込んだ高崎若手グループの集まりだった。

 

 前橋市の某ホテルで行われた企業関係者の会では、約2時間、立ちっぱなしで話した。テーブル席に座った約30名の出席者から様々な質問が飛んできた。構造改革の意味、公共事業発注システムの欠陥、地銀や信組、信金に対する金融マニュアルの内容、ペイオフ解禁の影響、マスコミ報道の問題点…。真剣に耳を傾け、本音で議論した。ウーロン茶を片手に、焼きそばを立ったまま口に運びながら。




 睡眠不足の状態で、しかもずっと立ったままだったので、体力的には結構しんどかった。「朝まで生テレビ」と同じくらいエネルギーを使った。が、とても意味のある時間だった。最後に参加者の一人が手をあげてこう言ってくれた。「いろんな国会議員の会合に出る機会があるが、こんなに時間を取って真面目に我々の意見に耳を傾けてくれる国会議員は他にいない。あなたを尊敬してる。これからも応援しますよ!」お世辞でも嬉しかった。

 

 消耗した身体をひきずって、若手グループの懇親会に合流した。座敷に入ると、ネアカで元気のいいメンバーが自分の到着を待ってくれていた。(*いい会だよなあ。これ。)ここでも約2時間、ビールを片手に全員と言葉を交わした。

 

 高崎駅から午後9時30分過ぎの列車をつかまえた。もうすぐ東京。やはり今晩中に片づけねばならない仕事がある。明日も寝不足で地元に入ることになるだろう。やれやれ。

 

追伸:

1.9月に行われる第6回(?)「高崎野外ロック・フェスティバル」に(昨年に引き続き)出演することになった。この恐るべき音楽イベントを創設した高崎青年会議所(JC)のアイデアと行動力に改めて敬意を表したい。今年は新曲をひっさげてステージに立つつもりだ。




2.同僚議員からよく、「山本さんの政治活動には賛否両論あるよ」みたいなことを言われることがある。新しいことをやろうと思ったら反発があるのは当然だ。批判されるのはインパクトがあるという証明でもある。考えてみると「誰からも評判のいい人」って実は存在しない。たとえば、「あの人は積極的で、気持ちがいい」という意見は、見方を変えると「ずうすうしくて、遠慮がない」という評価になる。ある人にとっては長所でも、他の人にとっては短所に映るからだ。「あなたには賛否両論あって…」という政治家は心の中で「オレの行動はこいつと違ってちゃんとしている」と思い込んでいる。でも、逆に回りからこう見られていることには気づいていない。「発想が古くて、頭が固い。思い切った行動が出来ないから面白くない。人を引きつける強烈な魅力がないね。あの人には。」




3.このレポートには「ギリギリの本音」を書くことにしている。が、もちろん(思っていても)正直に言えないこともある。いつか自分の思いを洗いざらいぶちまけることの出来る時が来るだろう。それでも(少なくとも)このHPでは、本当は好きでもない政治家のことを「尊敬している」と言ったり、頭がカラッポの政治家に「将来が楽しみだ」などとお世辞を言ったり、陰で自分の悪口を言っている議員に「お世話になってます」などと心にもないセリフを言う必要がない。それだけでもストレス解消になる。