午前中。大村秀章氏、中野正志氏ら7、8名の議員とともに武部議院運営委員長、額賀政調会長を訪ねた。「真の年金改革を進める議員の会」がまとめた議員年金(衆参議員約30名が署名)についての緊急提言を手渡すためだった。午後1時からの外交防衛委員会を挟み、午後2時過ぎに再び同じグループで中川秀直国会対策委員長に会った。参議院のほうは、午前11時過ぎに1人で参院幹事長室に行き、青木幹雄幹事長に提言を説明した。午後2時40分から平川クラブで行われた記者発表にも同席した。

 

 武部氏も額賀氏も、真摯に話を聞いてくれた。さすがはメジャーリーグの主要打者。余裕がある。青木幹事長も(内容について少し誤解があったようだったが)きちんと主旨を理解してくれた。中川国対委員長からは(多少たしなめられる場面はあったが)いいアドバイスをもらうことが出来た。

 

 「真の年金改革を進める議員の会」で始まった議員年金の議論は、大村、中野両氏がリードした。最初の呼びかけ人リストの中にはこの2人に加え、河野太郎氏や菅義偉氏の名前もあった。ここらへんのメンバーに誘われて全く協力しないという選択肢はあり得ない。党本部での6回の会合に自発的に参加した約60名の議員(1-3回生?)に提言案を送り、内容に賛同してくれた約30名の議員の署名をもらった。

 

 参院自民党内では「山本一太が議員年金廃止の署名を集めて回っている」という噂が流れたようだ。が、これは全くの誤解だ。(別に誤解されたって構わないが。)どこかの事務所から「署名者の一覧が欲しい」という電話がかかってきたと秘書から報告があった。が、自分自身も大村事務所から送られてきた提言書のコピーを見るまで、実際に署名した議員の名前は分からなかった。

 

 提言の内容は議論の最大公約数をまとめたもの。「議員年金は廃止。その後の年金改革については中立的な第三者機関を直ちに設置し、今秋を目処にあるべき姿を決めていく必要がある」という内容だった。議員年金改革はもはや避けて通れない。自民党内から改革についての声が上がってこなかったら、そっちのほうが不自然だ。自民党議員が議員年金改革について後ろ向きであるかのような印象を与えてしまう。この問題について議員同士で率直に議論する枠組みと機会を作ってくれた大村氏や中野氏らのイニシャティブに改めて感謝したい。

 

追伸:

1.参院自民党内で「議員年金に関する会の活動はけしからん。しかもまた山本がかかわっているのか!!」という声が出ていると知らせてきた仲間がいた。へえ、そんなムードなのかと思って「参院については大袈裟に押しかけたりしないほうがいい」と大村氏に話した。同時に、自分が参院幹部に提言を持って行くとかえってケチがつくかなあとも考えた。大村氏も、「迷惑かけて悪いねえ。山本さんの立場が大変なら、参院自民党のほうもオレが持っていこうか」と言った。

 

 一瞬、迷ったが、自分が幹部にアポを取って回ることに決めた。ちょっと文句が出ているからといって(いつもマークされていて話しにくいからといって)大村氏にまかせたら、(せっかく汗をかいてくれた大村氏や中野氏に)まるで責任を押しつけているみたいだ。会の趣旨に賛同して呼びかけ人の一人になったからには自分にも責任がある。そして、自分だったら、肝心のところで逃げるヤツは信用しない。予想に反して(?)青木幹事長は優しかった。ふう。多少なりとも貢献が出来て良かった。

 

2.午後。7月からインターンとして山本事務所に出入りすることになっているフランス人が(地元の後援者と一緒に)議員会館事務所にやってきた。フランスのワイン関連会社に勤務しているとのこと。EU事務局に務める予定というのは誤りで、EUのプログラムを通じて欧州のビジネスマンや外交官等とともに日本に来ているということが分かった。きちんと話したのはこれが初めてだったが、人柄の良さが伝わってきた。いろんなことを手伝ってもらえそうだ。とりあえずHPのフランス語訳をお願いしよう。

3.明日金曜日の朝。午前8時から高崎駅の西口で街頭に立つことにした。今週月曜日の朝に出来なかった街頭演説の埋め合わせだ。午前7時の新幹線をキャッチしなければならない。