朝8時30分。テレビ朝日のスタジオに入った。午前9時から、「スーパーモーニング」のパネル・ディスカッションに参加。テーマはイラク問題。冒頭に番組モデレーターの渡辺氏から、「フセイン政権が倒れたら、世界はより安全になる」というイラク攻撃前のブッシュ大統領の演説の一部が示された。最初に口を開いた鳥越氏のブッシュ批判を聴きながら、一瞬、どう反論すべきか迷った。「ううむ、世界は…より安全な場所になったとは言えないなあ…」と思いながら発した最初のコメントは、何を言いたいのか分からないお粗末なものになってしまった。(*あうち!20点だな。)徹夜でケイ博士の証言や国連の資料を読んだ。寝不足だったし、久々でちょっと緊張していたかもしれない。15分経過して、ようやく「討論の感覚」が戻ってきた。次回は最初から80点で突っ走れるだろう。

 

 イラクの復興支援は順調にいっているとは言い難い。少し旗色が悪かった。イラク戦争の大儀、自衛隊派遣の賛否、テロとの戦い、国連の動き、今後のイラク情勢…メニューが多すぎて議論が分散してしまった感じだ。時間も足りなかった。議員会館の事務所に戻ってパソコンを開くと、「まだ、小泉総理の外交を支持しているんですか。いい加減にしなさい!」というメールが届いていた。「最初から自衛隊派遣に反対のトーンで作られている番組に行くのはやめたほうがいい。」という意見もあった。が、声がかかったら次回も喜んで出演する。与党の政治家としての説明責任を果たすために。

 

 24日(明後日)の午後3時から、自民党の関係部会合同会議で特定船舶入港禁止法案の審議が行われる予定だ。明日、どこかで「対北朝鮮外交カードを考える会」の会合を持ちたいと思う。前のレポートにも書いたように、水曜日の前に手分けして有力議員に説明をしておく必要がある。これ以上、党内の審議プロセスを遅らせるわけにはいかない。合同部会での了承はまず大丈夫だと思うが…油断は禁物だ。

 

追伸:夜は、新旧インターンの壮行会と歓迎会をかねた夕食会を計画している。新しい韓国人インターン(予定者)とは初めての顔合わせだ。履歴書を見て「ユニークな人物」(山本事務所向き)であることを確信した。