北京で開催中の6者協議が終わった。「決裂」を避けることでは一致したが、北朝鮮は核のカードを放棄しなかった。共同文書には「朝鮮半島の非核化」や「作業部会の早期設置」等が盛り込まれる模様だ。次回の協議を6月までに行うことも大筋合意が出来たようだ。

 

 協議の継続を確認し、そのための枠組みを作ったことは評価出来る。が、結局のところ「核の完全廃棄」は先送りされ、北朝鮮は「時間」を手にすることになった。日朝の拉致問題についても(少なくとも公式には)ほとんど進展は見られなかった。

 

 この6者協議の結果を受け、来週から「特定船舶入港禁止法案」の党内審議をスピードアップさせることになるだろう。とりあえず、来週月曜日(3月1日)の午前10時に安倍幹事長と約束を取った。今後の法案の進め方等について、本音で話をしておく必要がありそうだ。