午前10時30分。衆議院第一議員会館の会議室で、公明党関係合同部会の会合に水野衆院議員と2人で出席。「特定船舶入港拒否法案」最終要項の説明を行った。冬柴幹事長や北側政調会長を含む約20名の衆参公明党議員がずらりと顔を揃えていた。

 

 まず、水野氏から法案の内容について丁寧な解説があり、続けて自分からこれまでの議論のポイントや自民党内の審議の流れについて説明を加えた。出席メンバーから様々な質問や意見が述べられた。会議の雰囲気はとても真摯でいい感じだったが、一瞬、委員会で答弁に立たされているような気分になった。個々の議員の具体的な発言については触れない。が、「対北朝鮮外交カードを考える会」で準備し、自民党の合同部会で了承された最終要項の内容について、公明党の政策担当者に「最初の説明」が出来たことに大きな意味があった。

 

 会議の後、水野代議士と電話で話した。「いやあ、いろいろな質問が出て大変でしたね。疲れました。2人で行って良かったですよ!」と水野氏。「まあ、水野さんが正確で緻密な説明をし、私がそこに情緒と感情を吹き込む。このバランスは結構、悪くないですねえ。」来週火曜日の与党政策責任者会議でも、同じ要項案を説明することになった。これも山本・水野コンビでの対応を求められそうだ。

 

 来週の月曜日にはホヤホヤの条文案を「外交カードの会」で確認し、翌日(火曜日)の午後には6人全員で「記者会見」に臨む。その後の日程は25日からの6者協議の情勢を見ながら決まっていくことになるだろう。それだけにここでしっかり確認しておかねばならない。この法律を今国会中に成立させる決意というものを。