このままでは、自民党は来年の参議院選挙で間違いなく惨敗する。そういう危機感を持った参議院議員が、一体何人いるだろうか。

 

 映画「マトリックス」ではないが、ひとつ予言をしておこう。参議院自民党の権力構造は、来年の6月を境に、あるいはその数カ月前に、ガラリと変わることになるだろう。そしてその時は、権力者にすり寄ったり、要領よく振る舞ってポストをもらおうなどとは一切考えずに活動してきた自分のような政治家にとって、今よりずっと息のしやすい世界が待っている。そう。「始まりのあるところには、いつも終わりがある。」

 

 さて、午後6時20分の新幹線で高崎に向かっている。高崎で行われる異業種の勉強会に出席するためだ。午後9時過ぎの列車で東京に戻り、10時から都内で2つのミーティングをこなす予定だ。

 

 明日朝のTV朝日「スーパーモーニング」に、またまた出演することになった。「ミニ激論」というコーナーで自衛隊のイラク派遣問題について議論する。MCの鳥越氏が、スタジオに招いた数名の政治家と軍事評論家に質問をする形で討論を進めるという新しいスタイルになるようだ。とにかく、逃げずに「説明」を続けたい。

 

 本日はまず午前9時から党本部で行われた外交部会・外交調査会・国防部会の合同会議に出席。会議では、自衛隊のイラク派遣について活発な議論が交わされた。慎重論はあったものの、松田外交部会長が会議の最後に、「国民に対する説明をきちんと行うことを前提に、合同部会としてイラク復興支援に対する自衛隊の活動を支持する」という主旨の意見集約を行った。これは移動中の新幹線の中で書けるような簡単な問題ではない。次のレポートでじっくり取り上げることにしよう。

 

 午後3時45分。党本部で安倍晋三幹事長と会った。新幹事長の下で間もなく立ち上がる予定の「結党50年プロジェクト」について話した。安倍さんとは特別な関係。なんとか安倍チームに加われるといいんだけど。ああ、衆議院議員だったら、もっと話は簡単なのに。

 

 お、「間もなく高崎」の車内アナウンスがあった。帰りの新幹線の中で余力が残っていたら、パート2のレポートを載せることにします。

 

 追伸:総裁選挙の際、小泉総理のことを「優先順位が間違っている」「気分で政治をやっている」「風車に向かうドンキホーテだ」などと批判していた複数の国会議員がいた。小泉再選が決まるや否や、「小泉首相は凄い人」なんて発言したり、小泉改革を推進する(?)ポストに就いて偉そうにしているのを見ると(ま、政界では日常茶飯事だけど)苦笑せずにはいられない。「小泉改革のやり方は違う」と言い続けたほうが、ずっと存在感が増すと思うんだけど。