政治家というのは(自分も政治家だけど)つくづく身勝手な人種だと思う。普段は陰で悪口を浴びせかけたり、嫌がらせをしかけたりしている相手であっても、自分自身の選挙の役に立つとなれば話は別。自分が相手にやったことは忘れて、ちゃっかり利用しようとする。

 

 たとえば、現在「日本で一番忙しい男」と呼ばれている安倍晋三自民党幹事長は、選挙が終わった後も全国各地の自民党議員の要請を受けて飛び回っている。が、安倍晋三氏を地元に呼ぶ政治家の中には、これまで随分安倍さんの批判をしてきた議員も含まれている。

 

 安倍氏がスターになったからといって、「手のひら返したように、呼ぶなよな」と言いたい。まあ、そういうことをするタイプの政治家は(当然のことながら)おしなべて選挙に弱い。そして選挙が終われば再び悪口を言い始めるのは目に見えている。まったくもって不愉快な連中だ。それにしても安倍氏はハートが大きい。さすがは新世代総理候補NO.1だけのことはある。

 

 さて、衆議院の総選挙が終わり、いつもの土曜日が戻ってきた。今日はかなりゆったりした日程。まず(通常通り)朝の新幹線で選挙区に入った。午前10時から前橋事務所で群馬県の土木部長と面会。午後一番で、昨日亡くなった勢多郡某村の後援会長の葬儀にかけつけた。葬儀の始まる前に親族の方々にお悔やみを述べ、一足先に焼香をさせていただいた。とにかく温和で誠実。地域の信望も厚い、素晴らしい会長だった。長い間、本当にお世話になりました。合掌。

 

 午後2時からやはり勢多郡の某村で行われた山本後援会主催の座談会に出席。会場となった福祉センターの会議室は100名を超える参加者で満杯だった。たっぷり1時間、一太流国政報告を爆発させてきた。スピーチの後は出席者との質疑応答。最後の質問に答えた後で、こうしめくくった。「皆さん、ちょっと過激かもしれませんが、これからもこの直滑降スタイルで突っ走りたいと思います。いいでしょうか?」会場から大きな拍手が沸き起こった。嬉しかった。