朝8時。党本部で行われた第2回の東京セミナーに出席。超多忙なスケジュールをやり繰りしてかけつけてくれた講師(安倍晋三自民党幹事長)と党改革やイラク・北朝鮮情勢等について議論した。午前9時30分。東京青年会議所メンバーが事務所に来訪。11月26日のJC主催フォーラム(パネリストとして参加予定)について打ち合わせる。午前10時15分。慶応大学三田祭(11月23日のフォーラム)のスタッフ4名(学生)がインタビューと打ち合わせのためにやってきた。若者らしい爽やかさを感じた。

 

 議員会館の事務所で、蜂蜜入りの紅茶を飲みながらキーボードを叩いている。あと10分ほどで清和政策研究会(森グループ)の昼食会に向かう予定。森派現職議員は高市早苗氏を除いて全員当選した。それにしても高市さんの落選は全くの予想外だった。(ガックリ!!)知名度もあるし、実績もあるし、世論調査でも最後まで勝っていたはずなのに。次の選挙(もちろん小選挙区)ではどんなことをしてもカムバックしてもらわねばならない。

 

 さて、以下は中国出張報告の続き。11月11日の午後(昼食後)は、中国の某経済人と懇談。夕方からは(自分よりずいぶん若い)中国の友人数名と北京の街を散策した。通常のツーリストでは(もちろん外交官でも)恐らく触れることの出来ない「北京の表情」を垣間見た。この街は歴史とモダニズム、繁栄と貧困、腐敗と頽廃の入り交じったカオス(混乱)の空間。法律やルールはあってないようなものだ。が、同時に(とっくに歴史的役割を終えてもいいはずの)共産党というシステムが、依然として社会の隅々までネットワークを広げている。

 

 夜は、紫禁城周辺の低所得者の居住地域を探索したり、新たに生まれた北京のポップカルチャー(モダンアートの店が立ち並ぶ工場の跡地やバー・ストリートと呼ばれるカフェやクラブの溢れる地域)を視察した。急激な経済成長にともない、貧富の格差は明らかに広がりつつある。最後はお茶を飲みながら激論、激論。ホテルの部屋に帰りついたのはやはり午前2時過ぎだった。完全に不良だ。

 

 翌12日は午前6時に起床。朝7時からホテル・ロビーの近くにあるレストランで日本大使館の公使と朝食を食べた。午前7時30分にホテルを出て、空港に向かう。帰りは追い風のため30分短いフライト。が、横に座った大柄な米国人のおかげで、ユナイテッド航空の座席(エコノミー)は拷問のように狭く感じた。

 

 王毅副部長との懇談については次回のレポートで。