11月12日。夜10時30分。熱い紅茶を飲みながらパソコンの電源を入れた。11月10日から12日まで2泊で中国を訪問した。訪中の目的は二つあった。一つは「私が総理になったら」(角川出版:山本一太監修)の中国語版・出版プロジェクトの打ち合わせ。もう一つは参議院外交・防衛委員長として王毅外交副部長(外交部長が外務大臣だから日本でいうと外務事務次官)に会うためだった。中国滞在中は国政レポートを更新出来なかった。以下は3日間の簡単な出張報告です。

 11月10日。朝の新幹線で選挙区へ移動。午前中は昨晩カバー出来なかった東部(2区,3区)選挙事務所への挨拶回りを行う。昼の列車で東京に戻り、中国出張の荷物を抱えて議員会館事務所に入った。午後2時から韓国KBS放送のインタビュー取材を受けた。北朝鮮に関する特別番組に使うらしい。秘書との日程協議をすませ、夕方の成田エクスプレスで成田空港へ。午後6時過ぎのフライトで北京に向けて飛び立った。 

 

 宿泊先の「北京飯店」に着いたのは午後9時過ぎ。シャワーを浴びて北京の友人(30代前半の中国人ジャーナリスト)に電話すると、「仲間でワイワイやってる。これから皆で会おう」というお誘いがあった。睡眠不足を引き摺った身体に活を入れ、夜の北京に飛び出した。お互いの近況や最近の北京事情、政治問題等について思う存分会話を楽しむ。ホテルの部屋に戻ったのは午前2時過ぎだった。

 

 11月11日。朝6時30分。フロントからのモーニングコールで目を覚ます。午前8時から中国外交部の王毅外交副部長(外務省・事務次官)と朝食をとりながら懇談。場所は北京飯店内の中国レストランだった。北朝鮮問題をめぐる6者協議の展望から西安での日本人留学生事件まで、1時間40分にわたって率直な意見交換をやった。王毅副部長との懇談については、改めて書くことにしたい。

 

 午前10時。中国の某出版社関係者との打ち合わせ。この件ついても、結論が出た段階でもう少し詳細についてレポートするつもりだ。昼はホテル近くの中華料理店へ。会議に参加した中国側関係者と一緒に、安くて美味しい中華料理を堪能した。

 

 明日は朝8時から党本部で第2回「山本一太東京セミナー」(朝食会)を予定している。講師は安倍晋三自民党幹事長にお願いした。気がつけば午後11時を回っている。今晩は何があっても午前12時前にベッドに入る決意を固めている。中国出張報告の続きは次回のレポートで。