昨日の午前中、中谷元氏(前防衛庁長官)の議員会館事務所に連絡を入れた。中谷氏と至急、連絡を取りたい旨を秘書に伝える。「昼過ぎに、本人から山本事務所に電話を入れてもらいます」ということだった。中谷氏とは同じ45歳。政治家としてはむこうが先輩だ。第一次小泉内閣で防衛庁長官に抜擢された次世代エースの一人でもある。

 

 実は、数週間前、前国会の最後の衆議院本会議が行われた日に、衆院本会議場の外で中谷議員をキャッチしていた。本会議場の入り口近くに置かれたソファーに座り、「新世代総理を作る会」の主旨を説明した。その時は、趣意書のコピーを手渡して、「こんな動きがあります。本格的にスタートしたら何らかの形で協力してください」とだけ言っておいた。衆議院選挙を目前に控え、ほとんどの代議士は選挙区に戻ったまま。衆院本会議は「作る会」の発足前に東京で中谷氏をつかまえる唯一の機会だった。本来なら、政治家としてきちんと約束を取ってやるべき話だ。中途半端な説明で「会に加わってください」などとお願いするのは、大臣までやった中谷さんに失礼だと思った。が、「やっぱり誘えばよかったな」と後でちょっとだけ後悔した。

 

 午後1時前。地元選挙区を飛び回る中谷氏から電話が入ってきた。「あ、山本さん、中谷です。電話もらったみたいですが。」「いやあ、忙しいところ、申し訳ありません。実は以前話した(総理を作る会)の件なんですけど、20日にカッコいいHPを立ち上げることになったんです。かなりいいメンバーになりそうなんです。あの時は遠慮してたんですが、HPのメンバーリストにも入ってもらいたいし、正式に会のメンバーになっていただけないでしょうか?」「ええ、いいですよ。いい試みに誘ってくれてありがとう!」中谷さんの人柄そのままの返事だった。

 

 次世代のホープが一人加わり、会のメンバーは現職議員(候補者)18名、前職2名、新たに立候補する2名の22名となった。ほどんどが30代、40代だ。10月20日には改めて新ホームページ発足のプレス発表をやりたいと考えている。メンバー・リストは次のレポートで。