午前7時。紅茶を飲みながらキーボードを叩いている。本日は午後にテロ対策特別法改正案(2年間の延長)が衆議院で可決される予定だ。衆議院本会議の終了後(午後3時頃?)、いよいよ「新世代総理を作る会」の発足会合を行う。

 

 昨日は、「新たな総裁任期である次の3年間、小泉改革をしっかり支援する。そしてポスト小泉には、我々の世代(若手有志グループ)から候補者を

擁立し、政権奪取を目指す」という会の趣意書を片手に、終日、永田町を飛び回った。反応は様々だ。「大賛成だ。ぜひ一緒にやろう」とその場で言ってくれる議員もいれば、「主旨はいいと思うが、少し慎重にやるべきでは」などと言いながら、陰で足を引っ張ったりする同僚もいる。メンバーにはってもらえないだろうなと思いながら、ダメもとでも声をかけずにはいられない「片思い」の政治家がいれば、最初からポジティブな反応はないと分かっていても、一応は仁義を切っておかねばならない相手もいる。実はこうした働きかけ自体が、相手の考え方や思考・行動パターンを知る重要なプロセスでもある。

 

 一昨日のセミナーで一緒だった石原ノブテル大臣や塩崎ヤスヒサ氏(前回のレポート参照)、そして総裁選挙が終わったら(小泉総理が再選された後でなら)一緒にやろうと約束してあった盟友、河野太郎氏や大村秀章氏、菅偉義氏、世耕弘成氏等は(予想どおり)二つ返事でオーケーだった。嬉しかったのは、先の総裁選挙で勇気ある行動を取った水野賢一氏が、「分かりました。趣意書は明日読むとして、一太さんのやることなら必ずいい会になると思う。参加しますよ!」と言ってくれたこと。無理に誘って迷惑をかけたくないと思っていたが、「外為法改正」や「有志マニフェスト」で築いてきた信頼関係が本物であることを確認した。

 

 20名を目標に呼びかけを行ってきたが、最終的な出席者は15名程度だろう。こうした会を立ち上げる時に、すべてのメンバーの思い入れが同じレベルということはあり得ない。それぞれ政治家としての立場や意図があるのだから、温度差があって当然だ。「小泉政権が役割を終える次の総裁選挙には、新世代の候補者を立てて戦う」という思いを共有出来ればそれでいい。少なくとも7、8名の「本気」があれば、政治は動かせる。

 

 あ、そろそろ朝の部会に出かける時間だ。会の詳しい内容(趣意書)については本日二度目のレポートで紹介したい。では、行ってきます!